最も昇給率が低い国、日本。ヘイズ・ジャパン、「アジア給与ガイド2020」発表

2020.02.21
給与水準と雇用の実態調査結果をまとめたもの

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(以下「ヘイズ・ジャパン」)は、2020年2月18日、『ヘイズ アジア給与ガイド2020』を発表した。

ヘイズ・ジャパンは、グローバルに人材サービスを展開している人材紹介会社・ヘイズの日本法人。『ヘイズ アジア給与ガイド2020』は、アジア5ヶ国・地域における給与水準と雇用の実態調査の結果をまとめたもの。

昇給が「3%以下」、日本では48%

『ヘイズ アジア給与ガイド2020』の調査は、中国2227人・香港特別行政区645人・日本655人・マレーシア825人・シンガポール794人の計5146人を対照して実施された。調査期間は、2019年9月から10月となっている。

調査の結果、2019年のアジア5ヶ国・地域において最も昇給率が低い国は、日本となった。昇給が「3%以下」であると回答した比率は、日本では実に48%にまで到達。対して中国では、「3%から6%の昇給」が42%を占めて最多となっている。

日本のハイスキル人材、「新たな挑戦」で転職

調査では、いわゆるハイスキル人材が転職する理由についても調べている。日本のハイスキル人材は、「新たな挑戦」という回答が最多だったが、他の4ヶ国・地域ではいずれも「給与」が最多となった。その一方で、日本のトップIT人材・管理職・マネジメントレベルの給与は、中国・香港・シンガポールより低い傾向が現れている。

ヘイズ・ジャパンは今後も、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援するとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

アジア5ヶ国・地域における雇用実態調査 – ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社
https://www.hays.co.jp/press-releases/HAYS_2095376JP

記事をシェアする

石藤明人
石藤明人