賃金に満足している高齢者、44.0%。連合「高齢者雇用に関する調査」
2020.02.04
日本労働組合総連合会は、インターネット上で「高齢者雇用に関する調査」を実施し、その結果概要を2020年1月30日に発表した。
同調査は、高齢者雇用に関する意識や実態を把握すべく、2019年12月18日から12月20日にかけて実施されたもの。全国の45歳~69歳の有職者1000名より有効サンプルを得ている。
調査では、59歳以下の回答600名に対して、職場に60歳以上の従業員・職員がいるかどうかを質問。結果は、「いる」が80.3%、「いない」が19.7%となった。「いる」の比率を職種別に見ると、製造・工場・倉庫の87.8%やサービス・警備・清掃の81.3%、またIT・エンジニアの80.6%などが特に高い数値を示している。
60歳以上の従業員・職員とコミュニケーションが取れているかどうかを訊ねると、「取れている」という回答が88.2%、「取れていない」は11.8%となった。「取れている」の比率を職種別に見ると、販売の96.8%や営業の91.1%、また医療・介護・福祉の90.2%などで、実に9割を超える結果が出ている。
60歳以上の回答者400名には、現在の仕事についての満足度も訊ねている。結果は、「働き方」「労働時間」「労働日数」「仕事内容」についていずれも7割以上が「満足している」と回答。しかし、「賃金」については「満足している」の比率は44.0%にまで落ちている。
なお、「60歳以降も働きたい」と考える回答者936名にその理由を訊ねると、「生活の糧を得るため」が77.0%で最多となった。
(画像はプレスリリースより)
「連合調べ」
▼外部リンク
高齢者雇用に関する調査2020 – 日本労働組合総連合会
https://www.jtuc-rengo.or.jp/
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