賃金が増えた人、0.6%。マイスター60、再雇用で働く会社員の意識調査

2019.12.10
再雇用制度を使って働く男性500名が対象

株式会社マイスター60は、再雇用で働く会社員の意識調査を実施し、その結果概要を2019年12月9日に発表した。

同社は、高齢者の就労支援を手がける企業。同調査は、「人生100年時代」における定年後の働き方を探るべく実施されたものであり、定年退職後に再雇用制度を使って働いている60歳~65歳の男性500名を対象としている。

賃金、39.8%が「5割以上減った」

調査ではまず、現在の雇用体系について訊ねている。回答の結果は、雇用形態については「嘱託/契約社員」が64.2%で、契約期間については「1年間以内」が48.6%で、それぞれ最多となった。

定年後における賃金の変化を訊ねると、39.8%の「5割以上減った」と39.6%の「3~4割程減った」が上位に並んだ。「同程度」は7.4%、「増加した」はわずか0.6%となっている。

調査では、仕事内容についても質問を実施。定年前に想定していた仕事内容と、再雇用後の仕事の実状に開きがあったかどうかを訊ねると、9割以上が「想定通りだった」と回答した。しかし給与については、24.8%が「全く想定通りではなかった」と答えている。

全体の2割が「転職を考えている」と回答

調査では、現在転職を考えているかどうかについても、訊ねている。結果は、全体の2割が「転職を考えている」と回答。特に、給与について満足していない層では、転職を考える割合が30.2%に達した。

なおマイスター60は、今後も同様の調査実施を予定。第2弾となる調査では、老後の暮らしへの不安やスキルアップへの取り組みなどについて、焦点を合わせるという。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

再雇用で働く会社員の意識調査 【第1弾】 – 株式会社マイスター60
https://mystar60.co.jp/

記事をシェアする

kakimoto