前月比マイナス0.10ポイント。「doda 転職求人倍率レポート」2019年9月版

2019.10.16
転職マーケットにおける需給バランスを表す

パーソルキャリア株式会社は、2019年10月15日、同社運営の転職サービス『doda』において『doda 転職求人倍率レポート』2019年9月版を発表した。

同レポートは、2019年9月における「転職求人倍率」をまとめたもの。この「転職求人倍率」は、転職希望者1名に対して中途採用求人が何件あるかを算出した数値であり、転職マーケットにおける需給バランスを表している。

「転職求人倍率」は下降

『doda 転職求人倍率レポート』によると、2019年9月の「転職求人倍率」は、前月比マイナス0.10ポイントの2.69倍となった。求人数は、前月比100.2%、前年同月比110.1%という増加ぶりを見せ、同社が調査を開始した2008年1月以来の最高値をマーク。しかし、転職希望者数も前月比103.9%、前年同月比110.9%と増加し、「転職求人倍率」は下降するに至った。

「転職求人倍率」を職種別に見た場合、全11職種のうち求人数が増加したのは、「営業系」「技術系(化学・食品)」「技術系(建築・土木)」の3職種。特に「技術系(建築・土木)」「営業系」は高い増加率を示し、前者は前月比102.3%、後者は同102.2%をマークしている。

10月以降の求人数は緩やかに増加

「転職求人倍率」を業種別に見た場合、「その他」を除いた8業種のうち求人数が増加したのは、「金融」「商社・流通」「小売・外食」「サービス」の4業種。中でも、「小売・外食」が前月比103.8%、「サービス」が同102.7%と、高い増加率を示した。

なお『doda』は、10月以降の求人数は緩やかに増加すると予測。10月の求人倍率については、9月と同水準あるいはやや下降すると、見込んでいる。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

転職サービス「doda」2019年9月 転職求人倍率 2.69倍 – パーソルキャリア株式会社
https://www.persol-career.co.jp/

記事をシェアする

石藤明人
石藤明人