正社員、66%。パーソル、アパレル・ファッション業界の「雇用形態」調査

2019.09.16
転職支援サービス『クリーデンス』において実施

パーソルキャリア株式会社は、アパレル・ファッション業界の「雇用形態」について調査を実施し、その結果概要を2019年9月12日に発表した。

同調査は、同社が運営するファッション・アパレル業界専門の転職支援サービス『CREDENCE(以下『クリーデンス』)』において実施されたもの。同サービスにおける過去1年間の全求人データを集計し、「雇用形態」の実態を浮き彫りにしている。

「店長・販売」、72%が正社員求人

同調査によると、『クリーデンス』の求人における雇用形態の比率は、正社員が66%、契約社員が32%、その他の業務委託契約が2%となった。

職種別に雇用形態を見た場合、ブランド構築といった事業運営に関わる「MD・バイヤー」「営業・店舗開発」では、正社員求人の割合が70%を突破。また、労働環境の改善が近年求められている「店長・販売」でも、72%が正社員求人となっている。

一方、「デザイナー」「パタンナー」の正社員求人比率は、共に45%に留まった。また、「生産管理・物流・貿易」も54%となっている。

「デザイナー」の正社員求人比率が年々上昇傾向

今回は45%に留まったものの、『クリーデンス』は「デザイナー」の正社員求人比率が年々上昇傾向にあることを指摘。「デザイナー」はかつて、契約社員で雇用されることが大半だった。しかし近年は、大手アパレル企業を中心に雇用形態の見直しなどが実施され、正社員雇用が増加しつつあるという。

パーソルキャリアは今後も、グループの総力をあげて労働・雇用の課題の解決を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

「クリーデンス」 アパレル・ファッション業界の「雇用形態」を調査 – パーソルキャリア株式会社
https://www.persol-career.co.jp/

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kakimoto