求人、前月に続き大幅増加。「はたらこねっと」、2019年7月の派遣時給データ発表

2019.08.27
派遣求人広告から、募集時の平均時給を集計

ディップ株式会社は、2019年8月21日、同年7月における派遣時給データを発表した。

このデータは、同社が運営する求人情報サイト『はたらこねっと』に掲載された派遣・紹介予定派遣の求人広告から、募集時の平均時給を集計するという形で得られたもの。対象エリアは、関東・東海・関西の三大都市圏となっている。

交通費を支給する求人件数、増加傾向

ディップの発表によると、2019年7月の派遣平均時給は1462円となった。前年同月比ではプラス20円、前月比ではマイナス14円という結果となっている。前月比がマイナスとなった要因についてディップは、6月の繁忙期が落ち着いたことを指摘。また、時給とは別に交通費を支給する求人件数が引き続き増加傾向にある点にも、注目している。

平均時給を職種別に見た場合、6職種の全てが前年同月比プラスをマーク。特にWEB・クリエイター系は、1797円となり、前年同月比プラス91円を達成した。ディップは、人手不足によって全体的に時給が上がっていると考察している。

三大都市圏の全てで前年同月比を上回った

平均時給をエリア別に見た場合、三大都市圏の全てにおいて時給額は前年同月比を上回った。中でも関西エリアは高い伸長を示し、前年同月比プラス34円の1346円をマークしている。東海エリアも、前年同月比プラス31円の1312円を達成。「関東エリア」は、前年同月比プラス15円の1542円となった。

今回の結果についてディップは、これまで続いていた時給引き上げの動きが多少落ち着きを見せた一方、求人件数は前月に続いて大幅に増加している点に、注目している。

(画像はディップの公式ホームページより)

▼外部リンク

派遣求人の平均時給は1462円。前年同月比20円増、前月比14円減 – ディップ株式会社
https://www.dip-net.co.jp/

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