年功賃金、「支持しない」71.9%。ワークポート、転職希望者の「終身雇用」意識を調査

2019.06.28
転職希望者405人を対象として調査

株式会社ワークポートは、転職希望者を対象として「終身雇用」についてのアンケート調査を実施し、その結果概要を2019年6月25日に発表した。

ワークポートは、人材紹介サービスを展開し、「総合転職エージェント」を自認している企業。同調査は、同社を利用する転職希望者405人を対象として実施されている。

「入社の時点で転職を考えていた」

調査ではまず、現在の会社(あるいは直近まで働いていた会社)に入社した際、定年まで働くことを想定していたかどうかを訊ねている。結果は、68.6%が「いいえ」と回答。「はい」と回答した人は、31.4%に留まった。「いいえ」の理由としては、「入社の時点でキャリアアップとしての転職を考えていた」といった意見が大多数を占めている。

調査では、終身雇用制度は必要だと思うかどうかも質問。結果は、45.7%が「はい」、54.3%が「いいえ」と回答した。「はい」の理由としては、回答者自身の将来の安定に関する意見が目立っている。「いいえ」の理由としては、人材の流動こそが社会や企業の成長につながるとという意見が多く寄せられた。

「モチベーション維持のためには実力で評価するべき」

年功賃金制を支持するかという質問では、「いいえ」という回答が71.9%にまで達した。支持しない理由としては、仕事へのモチベーション維持のためには年齢より実力で評価するべきという意見が多く寄せられている。

ワークポートは今後も、全ての人や企業がいきいきと働ける社会の実現をミッションとして、質や満足度の高いサービスを提供するとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

<転職希望者のホンネ調査>「終身雇用」について調査を実施 – 株式会社ワークポート
https://www.workport.co.jp/corporate/news/detail/688.html

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