中小企業の経営者・管理職が考える「働き方改革」。あしたのチーム調査

2019.06.07
経営者100人と管理職300人が回答

株式会社あしたのチームは、「働き方改革」と人事評価に関する調査を中小企業の経営者・管理職を対象として実施し、その結果概要を2019年5月30日に発表した。

同調査は、従業員5人以上300人未満の企業の経営者100人と、同規模の企業に勤める管理職300人より回答を得たもの。インターネット上にて、2019年4月に実施されている。

人事評価制度、管理職の「満足」は2.7%

調査ではまず、現在の人事評価制度に満足しているかどうかを、経営者と管理職に訊ねている。結果は、経営者は「満足」が18.0%、「やや満足」が37.0%となり、半数以上が満足していることが明らかになった。しかし、管理職は「満足」が2.7%、「やや満足」が14.7%に留まり、合計しても満足している割合は2割を切っている。

現在の人事評価制度に対する悩みや不満を訊ねると、経営者からは「間接部門の評価が難しい」「成果主義にしきれない」「完全成果主義だけでは駄目な気がする」といった意見が寄せられた。管理職からは、「部下を適正に評価できているか心配」「人間関係の貢献があまり評価されない」「評価と昇級・給与が連動しない」といった声が上がっている。

「働き方改革」をめぐる経営者と管理職の意識の違い

調査では、回答者の会社の体制が「働き方改革」に適しているかと思うどうかについても訊ねている。

結果は、経営者では「思う」が27.0%、「少し思う」が48.0%となり、「適している」と思う割合が7割を超えた。しかし管理職では、「思う」が7.3%、「少し思う」も39.0%となり、「適している」と思う割合は46.3%に留まっている。

(画像はプレスリリースより)
(データは、あしたのチーム調べ)

▼外部リンク

2019年4月 中小企業の働き方改革と人事評価に関する調査 – 株式会社あしたのチーム
https://www.ashita-team.com/press/20190530

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