「とても満足している」、1.1%。ワークポート「働き方改革開始後の変化」調査

2019.06.07
「働き方改革」がどう評価されているのか

株式会社ワークポートは、「働き方改革開始後の変化」についてのアンケート調査を実施し、その結果概要を2019年5月29日に発表した。

同社は、人材紹介サービスを展開し、「総合転職エージェント」を自認する企業。同調査は、同社の転職サービス利用者およびSNS利用者280人を対象として実施されたものであり、「働き方改革」がどう評価されているのかを明らかにするものとなっている。

「改善された」7.5%、「悪化した」12.9%

調査ではまず、回答者が勤める会社において「働き方改革」開始後に制度やルールの変更があったかどうかを訊ねている。結果は、「あった」という回答が31.1%となった。一方、「なかった」は42.9%であり、「わからない」も26.1%に達している。実際に行われた変更としては、残業時間の縮小や有給休暇の取得促進のための施策が多く挙げられた。

「働き方改革」開始後、回答者自身の「働き方」が変わったかどうかを訊ねると、「改善された」という回答はわずか7.5%に留まった。「変わらない」は79.6%を占め、「悪化した」も12.9%に達している。「悪化した」と回答したに詳細を訊ねると、「仕事が終わらず、たまる一方になった」「持ち帰って仕事をすることが多くなった」という声が多く寄せられた。

「期待していない」「全く期待していない」、54.3%

調査では、現在の「働き方改革」への満足度についても訊ねている。結果は、「とても満足している」という回答がわずか1.1%だった。「満足している」も5.0%であり、両方を合わせても6.1%になっている。対して、「満足していない」は21.8%、「全く満足していない」は37.9%に達し、両方を合計すると過半数に達する結果となった。

なお、今後の「働き方改革」への期待度については、「とても期待している」「期待している」人は合わせて22.8%、「期待していない」「全く期待していない」は合わせて54.3%となっている。

(画像はプレスリリースより)
(ワークポート調べ)

▼外部リンク

株式会社ワークポート
https://www.workport.co.jp/

<働くみんなのホンネ調査>「働き方改革開始後の変化」について調査を実施 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/

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石藤明人
石藤明人