求人数、横ばいを示す。2019年3月度「doda 転職求人倍率レポート」発表

2019.04.11
1名に対して中途採用の求人が何件あるか

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス『doda』は、2019年4月8日、2019年3月度の『doda 転職求人倍率レポート』を発表した。

同レポートは、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すべく制作されたもの。ここでの「転職求人倍率」は、『doda』エージェントサービス登録者1名に対して中途採用の求人が何件あるかを算出した数値となっている。

3月の転職求人倍率、2.17倍

同レポートによると、2019年3月における転職求人倍率は、2.17倍となった。前月比はプラス0.04ポイントで、ほぼ横ばいとなっている。求人数は、前月比では99.9%、前年同月比では102.7%をマーク。転職希望者数は、前月比で98.3%、前年同月比は118.1%を示した。

結果を業種別に見ると、「IT・通信」「メディカル」「小売・外食」の3業種で求人数が増加。特に「小売・外食」「IT・通信」は、顕著な増加をマークした。職種別に見ると、「技術系(IT・通信)」「技術系(メディカル)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「販売・サービス系」で求人数が増加。中でも「技術系(IT・通信)」「専門職」は、特に高い増加率を示している。

採用予定の求人がほぼ出揃った

過去最高値を更新した2月から一転し、3月の求人数が横ばいを示したことについて『doda』は、採用予定の求人がほぼ出揃ったためと考察。次年度の採用活動よりも、既に募集をしているポジションの充足に力を入れる企業が増えた可能性を示唆している。

同社はまた、転職市場は依然として活況であり、良い条件で内定を提示されるケースが若手を中心に増えている点も、指摘している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

「doda」 2019年3月 転職求人倍率 2.17倍 – パーソルキャリア株式会社
https://www.persol-career.co.jp/

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