「増額予定」、31%。「人事のミカタ」、中小企業の2018年度冬季賞与を調査

2018.12.14
中小企業451社の人事担当者が回答

エン・ジャパン株式会社は、中小企業の「2018年度冬季賞与」について人事担当者を対象とする実態調査を行い、その結果概要を2018年12月12日に発表した。

同調査は、同社が運営する人事向け総合情報サイト『人事のミカタ』にて実施されたもの。冬季賞与の支給を予定している従業員数299名以下の企業451社より、回答を得ている。

「増額予定」31%、「減額予定」10%

調査ではまず、「昨年の冬季賞与支給額と比較して、今年の支給予定額に変動はありますか?」と質問。回答の結果は、「増額予定」が31%となり、「減額予定」の10%を上回った。

「増額予定」と回答した企業を業種別で見た場合、割合が高い業種は40%の「商社」、36%の「流通・小売関連」、34%の「メーカー」となった。逆に、「広告・出版・マスコミ関連」や「商社」では、「減額予定」という回答が目立つ結果となっている。

「増額予定」企業に増額率を訊ねると、「1~3%未満」が23%で最多。増額の理由については、「業績が好調」で73%でトップになった。

景気回復、38%が「感じない」

調査では、「社員への賞与支給に関して、悩みや課題をお教えください」という質問も行われた。回答の結果は、「評価・賞与の査定基準への悩み」が46%を占めてトップ。「評価基準が明確になっていない」「機械的な評価がしにくい」という意見も、寄せられている。

なお、「昨年と比較し、景気の上昇や回復を実感できていますか?」という質問では、38%が「感じない」と回答し、28%が「感じる」と回答している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

中小企業の「冬の賞与(ボーナス)」実態調査 – エン・ジャパン株式会社
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/15731.html

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kakimoto