6.4倍にまで増加。ビズリーチ「スタンバイ」、RPA関連求人の動向調査を実施

2018.11.26
パソコンの定型作業などを自動化するRPA

株式会社ビズリーチは、同社運営の求人検索エンジン『スタンバイ』においてRPA関連求人の動向調査を実施し、その結果概要を2018年11月20日に発表した。

『スタンバイ』は、全雇用形態を対象として「キーワード」や「勤務地」による一括検索が可能なサービス。RPAは、パソコンの定型作業などを自動化する「ロボティック・プロセス・オートメーション」を指す。

RPA導入はさらに増加、関連求人も増加

人手不足が深刻化している昨今、金融機関・メーカー・旅行会社といった日系大手企業が、データ入力作業などにおいてRPAを導入し始めている。本年11月初旬には、大手通信会社が通信事業業務の人員をRPAに置き換えると発表。RPAに関するスキルや経験を有する人材のニーズも高まってきた。

こうした動きを受け大手人材派遣会社数社は、RPAに精通した派遣労働者の育成を開始。RPAの集中講座なども開講し、派遣労働者のRPAに関するスキルを高める取り組みを行うようになった。今後も労働力の不足は続くとみられており、企業のRPA導入はさらに増加し、RPA関連の求人は増加すると予想されている。

「RPAエンジニア」は9.1倍まで増加

『スタンバイ』におけるRPA関連求人の動向調査は、2018年10月に同サイトに掲載された全求人のうち「RPA」の単語を含む求人がどれだけあるかを調べる形で行われた。

結果、RPA関連求人数は前年同月比で6.4倍にまで増加していることが判明。「RPAエンジニア」関連求人数については、9.1倍まで増加している。これらの結果から同社は、RPA関連人材のニーズの高まりがうかがえると考察している。

(画像はスタンバイの公式ホームページより)

▼外部リンク

人手不足の深刻化に伴い「RPA」求人数が前年比6.4倍に 「スタンバイ」による求人動向調査 – 株式会社ビズリーチ
https://www.bizreach.co.jp/

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石藤明人
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