就活ルール廃止、賛否分かれる。パソナ「就職活動のあり方に関する学生意識調査」

2018.10.22
就職活動に対する意識を調査

株式会社パソナグループは、同社が運営するパソナ総合研究所において『就職活動のあり方に関する学生意識調査』を実施し、その結果概要を2018年10月18日に発表した。

同調査は、2020年3月に卒業予定の大学生・大学院生を対象として、就職活動のあり方やスケジュールに対する意識を調査したもの。いわゆる「就活ルール」廃止に関する意見なども、訊ねている。

「賛成」49.4%、「反対」39.7%

同調査ではまず、就職活動の開始時期を定めた「就活ルール」の廃止について、意見を訊いている。結果は、49.4%の学生が「賛成(廃止すべき)」、39.7%が「反対(廃止すべきでない)」と回答し、賛否が大きく分かれる結果となった。

「廃止すべき」と答えた学生にその理由を訊くと、「自分のペースで企業選びができるから」が最多となり、次点には「早期に内定を得られるから」が入っている。「廃止すべきでない」と答えた学生に理由を訊くと、「学生生活全体のスケジュールが立てにくくなるから」が最多となり、次点には「就職活動の期間が長引くから」が入った。

「3年生の8月」開始が理想

同調査では、就職活動のスケジュールを学生が自由に決められる場合、いつから開始するのが理想かについても訊ねている。最も多かった回答は、22.3%の「3年生の8月(夏休み)」だった。次点には、17.0%の「3年生の12月(冬休み)」が入っている。

就職活動を開始するまでの期間に何をしたいか訊ねると、「学業」「インターンシップ」「スポーツ・趣味」「アルバイト」といった声が上がった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

パソナ総合研究所『就職活動のあり方に関する学生意識調査』 – 株式会社パソナグループ
https://www.pasonagroup.co.jp/

記事をシェアする

石藤明人
石藤明人