派遣社員と採用担当者に、無期雇用派遣に対する関心などを訊く。アデコ調査

2018.09.24
派遣社員と採用担当者、それぞれ500人が対象

アデコ株式会社は、有期雇用の派遣社員500人および派遣社員採用担当者500人を対象とする調査を実施し、その結果概要を2018年9月19日に発表した。

同社は、人財サービス企業であるアデコグループの日本法人。同調査では、無期雇用派遣に対する関心、派遣会社と派遣先企業に求めるもの、同一労働同一賃金に向けた取り組みの進捗状況などについて、調べている。

担当者、80.6%が無期雇用派遣を「知っている」

同調査ではまず、派遣社員500人に対して「今後、無期雇用の派遣社員として働きたいと思いますか」と質問。すると、18.4%が「そう思う」、39.0%が「どちらかといえばそう思う」と回答した。約6割にあたる57.4%が、将来的には無期雇用の派遣社員として働くことを求めていることが、明らかになっている。

企業の派遣社員採用担当者500人には、無期雇用派遣そのものについての認知を質問。結果は、80.6%が「知っている」と回答した。無期雇用派遣を認知している人に、「無期雇用されている派遣社員を採用したいと思いますか」と訊ねると、68.5%が「そう思う」と回答している。「そう思う」理由については、「安定的な労働力が確保できるから」が79.3%で最多となった。

67.4%が「派遣社員の採用が難しくなった」

派遣社員の採用担当者には、「この1年間で、以前に比べて派遣社員の採用が難しくなったと思いますか」という質問も行われた。結果は、67.4%が「そう思う」と回答。難しくなった点を訊ねると、「紹介を受ける派遣社員の数が減った」「従来の派遣料金で採用ができなくなった」といった回答が多く集まっている。

アデコは今後も、より働きがいが感じられる社会の実現を目指し、さらなるサービスの強化に取り組むとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

アデコ株式会社
https://www.adecco.co.jp/

全国の有期雇用の派遣社員500人および企業・団体の派遣社員採用担当者500人を対象にした調査 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/

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kakimoto