「企業と従業員の相思相愛の度合い」、業績に影響するかを研究
2018.09.19
株式会社リンクアンドモチベーションは、2018年9月18日、「エンゲージメントと企業業績」に関する研究の結果概要を発表した。
この研究は、同社研究機関のモチベーションエンジニアリング研究所が、慶應義塾大学 大学院経営管理研究科/ビジネス・スクール 岩本研究室と共同で実施したもの。
昨今の日本において「労働生産性」の向上は喫緊の課題となり、政府が推進する「働き方改革」も本格化し始めた。しかし、「働き方改革」における主な議論は、労働時間の削減といった「効率」に 偏りがちであり、限られたリソースでいかに最大の「効果」を創出するかという点は見落としがちになっている。
こうした状況において、「従業員エンゲージメント」が注目を集めるようになった。「従業員エンゲージメント」は、言わば「企業と従業員の相互理解・相思相愛の度合い」を指す。モチベーションエンジニアリング研究所は、この「従業員エンゲージメント」向上が経営にもたらす影響力についての定量的な分析が不足していると判断。今回の研究実施に至った。
この研究では、「エンゲージメント」の経営への影響度を「営業利益率との相関」と「労働生産性との相関」の観点から分析。結果、「従業員エンゲージメント」向上は、「営業利益率」と「労働生産性」にプラスの影響をもたらすことが明らかになった。
また、「エンゲージメントスコア」を経営の新たな指標に置き、向上に継続的に取り組むことが重要であると、同社は結論づけている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
「エンゲージメントと企業業績」に関する研究結果を公開 – 株式会社リンクアンドモチベーション
http://www.lmi.ne.jp/2018/2018091811011184.html
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