2018年6月の「転職求人倍率」、2.43倍。「DODA 転職求人倍率レポート」発表

2018.07.12
転職マーケットにおける需給バランスを表す指標

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス『DODA(デューダ)』は、2018年7月9日、6月の「転職求人倍率」をまとめた『DODA 転職求人倍率レポート』を発表した。

この「転職求人倍率」は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表す指標。『DODA』転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値となっている。

求人数、前月比100.4%、前年同月比109.6%

発表された『DODA 転職求人倍率レポート』によると、2018年6月における「転職求人倍率」は2.43倍となった。前月比では、0.03ポイントのプラスとなっている。求人数は、前月比で100.4%、前年同月比では109.6%をマーク。転職希望者数は、前月比99.2%、前年同月比では109.6%となった。

業種別に見た場合、求人数が増加したのは「商社・流通」「サービス」「メーカー」の3業種であり、特に前月比105.3%の「商社・流通」および同102.6%の「サービス」は強い伸びを示した。職種別に見た場合、求人数が増加したのは「営業系」「企画・管理系」など7職種。中でも、前月比105.2%の「技術系(建築・土木)」および同104.8%の「技術系(化学・食品)」が、特に伸びている。

7月の求人増加はやや落ち着く見込み

今年6月は、求人数の増加が続き、2カ月連続で最高値を更新した。しかし、7月の求人増加はやや落ち着くだろうと、『DODA』は予測。また、7月は転職希望者数が増加する傾向があるため、求人倍率は下降する見込みであるとしている。

しかし、求人倍率の水準そのものは引き続き高いため、転職活動をするには非常に良い時期であるとも分析している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

「DODA」 2018年6月 転職求人倍率 2.43倍 – パーソルキャリア株式会社
https://www.persol-career.co.jp/

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石藤明人
石藤明人