「見直す必要がある」、77.6%。アデコ、働く人を対象とする「人事評価制度」調査

2018.06.21
働く人1532人を対象として調査

アデコ株式会社は、20代から60代の働く人を対象として「人事評価制度」に関するアンケート調査を実施し、その結果概要を2018年6月18日に発表した。

同社は、人財サービス企業であるアデコグループの日本法人。同調査は、今年2月に1532人を対象として実施されている。

「どちらかというと不満」「不満」、62.3%

調査ではまず、現在の人事評価制度への満足度を訊いている。回答の結果は、「満足」と「どちらかというと満足」の合計が37.7%に留まり、「どちらかというと不満」と「不満」の合計は62.3%に達した。勤務先の評価制度に不満を持つ人が、6割以上存在することを示す結果となっている。

不満を持つ人に対しては、その理由を訊ねている。結果は、「評価基準が不明確」が62.8%を占めて最多となった。次いで、45.2%の「評価者の価値観や業務経験によって評価にばらつきが出て、不公平だと感じる」、28.1%の「評価結果のフィードバック、説明が不十分、もしくはそれらの仕組みがない」が並んでいる。

評価者は、適切に人事評価を行えているか

調査では、人事評価制度の見直しが必要であるかについても、訊いている。結果は、「見直す必要がある」という回答は77.6%に達し、「必要がない」は22.4%に留まった。

なお、部下などを評価する立場にある評価者を対象として、適切に人事評価を行えているかを訊ねると、「そう思う」と「どちらかというとそう思う」の合計が77.8%をマーク。しかし、「そう思う」のみでは16.8%に留まる点に、アデコは注目している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

アデコ株式会社
http://www.adecco.co.jp/

6割以上が勤務先の人事評価制度に不満、約8割が評価制度を見直す必要性を感じている – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/

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kakimoto