最高値を5カ月連続で更新。「DODA転職求人倍率レポート」2018年2月版を発表

2018.03.16
転職マーケットにおける需給バランスを表す指標

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス『DODA(デューダ)』は、2018年3月12日、2018年2月の「転職求人倍率」をまとめた『DODA 転職求人倍率レポート』を発表した。

「転職求人倍率」は、『DODA』転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値。ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表す指標となっている。

前月比プラス0.18ポイントの2.53倍

2018年2月の転職求人倍率は、前月比プラス0.18ポイントの2.53倍となった。求人数は前月比102.4%、前年同月比113.6%を記録。『DODA』が同調査を開始した2008年1月以来の最高値を、5カ月連続で更新する形となった。転職希望者数は、前月比94.9%、前年同月比106.8%となっている。

業種別に見た場合、9業種のうちで求人数が増加したのは、「IT・通信」「金融」「メーカー」「商社・流通」「小売・外食」「サービス」の6業種。特に、「商社・流通」が前月比108.6%、「小売・外食」が同106.0%と、大きな伸びを示している。

職種別に見た場合、11職種のうち「技術系(メディカル)」以外の10職種において、求人数が増加。特に、「技術(化学・食品)」が前月比107.2%、「事務・アシスタント系」が同106.6%と、大きな伸びを示した。

転職市場は売り手市場となっている

4月以降の採用計画に向けた追加の募集が始まったため、2月の求人数は増加したと、パーソルキャリアは考察。一方、前月大きく増加した反動で転職希望者数は減少しており、結果として2月の求人倍率は上昇し、転職市場は売り手市場となっていると分析している。

同社は今後も、グループの総力をあげて労働・雇用の課題の解決を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

転職サービス「DODA」 2018年2月 転職求人倍率 2.53倍 – パーソルキャリア株式会社
https://www.persol-career.co.jp/

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