「良いと思う」けど「実現は厳しい」。「エン 人事のミカタ」、「残業規制」意識調査

2018.03.16
『エン 人事のミカタ』利用企業の人事担当者が対象

エン・ジャパン株式会社は、同社が運営する人事担当者向け中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』において「残業規制」についてのアンケート調査を実施し、その結果概要を2018年3月12日に発表した。

この調査は、『エン 人事のミカタ』を利用している企業670社の人事担当者を対象として、同年1月31日から2月27日にかけて実施されたもの。

58%の企業が「何かしらの支障が出る」

同調査ではまず、2018年の国会審議において政府が成立を目指している「残業規制」法案について、認知度を調べている。「残業時間の上限規制」について知っているかどうか訊ねると、「内容も含めて知っている」「概要を知っている」と回答した企業は全体の76%に達した。

「残業時間の上限規制」を認知している企業には、法案についての見解も訊ねている。結果は、「非常に良いと思う」「まあ良いと思う」という回答が48%に達し、「あまり良いと思わない」「良くないと思う」という回答も40%を占めた。

残業規制が施行された場合、現状の体制では経営に支障が出るかどうかを訊ねると、58%の企業が「何かしらの支障が出る」と回答している。

「業務の持ち帰りなど隠れ残業が増加する」

同調査では、「残業規制」が施行された場合に予想される影響についても訊ねている。

回答の結果は「業務の持ち帰りなど隠れ残業が増加する」「業務が回らなくなる」という予測が、同率の43%で最多となった。次点には「管理職の業務量増大」の34%が入り、またフリーコメントとして「実現は厳しい」といった意見も寄せられている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

企業の「残業規制」意識調査。残業時間の上限規制への見解は48%が賛成、40%が反対 – エン・ジャパン株式会社
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/12779.html

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石藤明人
石藤明人