妊活と仕事の両立は難しい!職場でのサポート体制を望む声

2018.03.15
「妊活・不妊治療」に関するアンケート

3月14日、株式会社CURUCURUは、妊活者専用SNS「妊活ボイス」にて、「妊活・不妊治療」に関するアンケート結果を発表した。

調査対象は、10年以内に妊活経験を持つ20~49歳までの女性300名。インターネット調査にて、2017年10月11日~30日に実施された。

調査の背景

晩婚化や晩産化が進む日本。不妊治療は身近な医療となり、不妊の検査や治療の経験がある夫婦は約5.5組に1組であると、2015年6月の国立社会保障・人口問題研究所による調査結果がある。

「妊活・不妊治療」はデリケートな内容。妊活や不妊治療の話題は、日常的に接する機会が少なく、社会的認知やサポート体制が低い現状があるという。

そこで、「妊活ボイス」は、「妊活・不妊治療」と「仕事」の両立についての実態と、世間への認知および社会の理解を高めることを目的とした調査に至ったとのこと。

職場の理解・フォローを望む声

妊活中での「転職、社内異動、業務変更」は16.1%であり、「仕事を辞めた」は、18.2%であった。就業環境の変化は、3人に1人以上。

また、正社員からパート、契約社員、派遣社員へと雇用形態を変更し、転職していることが判明。正社員のフルタイムで働きながらの「妊活」は、困難であることがわかる結果となった。

そして、最も多かった退職や転職の理由は、「精神的な負担」が40.8%。職場での理解不足や、サポートを望む声が結果に出た。妊活と仕事の両立は、精神的・肉体的な負担を伴うが、治療による「時間の確保」が難しい現状であるという。

「働き方改革」と「少子化対策」は日本における課題。「妊活ボイス」は、企業が「妊活・不妊治療」を支援する制度を充実し、妊活と仕事が両立ができる「職場づくりの整備」が求められる結果になったとしている。

(画像はPR TIMESより)

▼外部リンク

PR TIMES
https://prtimes.jp/

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