三大都市圏の平均、1502円。「エン派遣」、2017年12月度の派遣平均時給を発表

2018.01.20
エリア別に集計、募集時の平均時給を算出

エン・ジャパン株式会社は、2018年1月18日、2017年12月度の派遣平均時給を調査し、その結果を発表した。

同社は、人材採用サービスを展開している企業。同調査は、同社運営サイト『エン派遣』において掲載された全職種の求人情報をエリア別に集計し、募集時の平均時給を算出したもの。

介護案件とパートタイム案件が著しく増加

同調査によると、2017年12月度の三大都市圏における派遣平均時給は、1502円となった。この数字は、前月比ではプラス5円で0.3%増、前年同月比ではマイナス33円で2.1%減となるもの。前年同月比については、15ヵ月連続でマイナスを更新する形となっている。

平均時給の引き下げに影響したのは、介護案件とパートタイム案件の著しい増加であると、同社は着目。「医療・介護系」は、平均時給が1252円と全体より水準の低いが、案件数は前年同月比で2倍にまで増加した。この増加は、介護業界の派遣社員採用ニーズが高まったことを受けたものだと、同社は考察。また、人員確保に難航している他の職種で、多様な勤務条件の案件が増加している点にも注目している。

「オフィスワーク系」、50ヵ月にわたってプラス

職種別に平均時給を見た場合、前年同月比プラスとなったのは「オフィスワーク系」「クリエイティブ系」「IT系」「技術系」「医療・介護系」だった。「オフィスワーク系」については、50ヵ月にわたってプラスを続けている。

なおエリア別に平均時給を見ると、三大都市圏の全てにおいて6ヵ月連続で前年同月比マイナスという結果となった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

『エン派遣』三大都市圏の募集時平均時給レポート(2017年12月) – エン・ジャパン株式会社
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/12284.html

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