求人数が増え、転職希望者が減少。2017年11月「DODA 転職求人倍率レポート」発表
2017.12.13
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス『DODA(デューダ)』は、12月11日、2017年11月の「転職求人倍率」をまとめた『DODA 転職求人倍率レポート』を発表した。
この「転職求人倍率」とは、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもの。『DODA』転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対し、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値となっている。
2017年11月における「転職求人倍率」は、2.46倍となった。前月比では、プラス0.21ポイントとなっている。求人数は、前月比が100.4%、前年同月比は116.6%を記録。同調査が開始された2008年1月以来の最高値を、2カ月連続で更新することとなった。転職希望者数は、前月比が92.0%、前年同月比は122.9%となっている。
業種を9種に分類して見ると、求人数が増加したのは「メーカー」「商社・流通」「サービス」の3業種となった。職種を11種に分類すると、「技術系(IT・通信)」「技術系(電気・機械)」「技術系(化学・食品)」「技術系(建築・土木)」「事務・アシスタント系」の5職種で、求人数が増加している。
2017年11月は、上期の業績が好調だった企業を中心として、新たな募集が開始された。そのため求人数は増加したと、『DODA』は考察。年末にかけて落ち着く傾向がある転職希望者数は、今年も同様の動きを見せた。求人数が増える一方で転職希望者が減少するため、転職希望者にとっては次の仕事を選びやすい状況であるとも、考察している。
パーソルキャリアは今後も、労働・雇用の課題の解決を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
「DODA」2017年11月 転職求人倍率 2.46倍 – パーソルキャリア株式会社
https://www.persol-career.co.jp/
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