ミドル社員が活性化する5つの「躍進行動」。パーソル総合研究所が調査

2017.12.07
ミドル社員の就業意識に関する実態を調査

株式会社パーソル総合研究所は、法政大学大学院・石山恒貴研究室と共同研究「ミドルからの躍進を探究するプロジェクト」を実施し、その研究結果を12月5日に発表した。

パーソル総合研究所は、総合人材サービスを展開しているパーソルグループの総合研究機関。今回の調査では、40歳以上のミドル・シニア社員4700人の就業意識に関する実態を調査し、さらなる活躍を促す施策について検討している。

5つの特性が浮かび上がった

今回の調査は、協力企業の従業員を対象とするインタビュー調査およびインターネットによる定量調査という形で行われた。結果、活躍しているミドル・シニア社員には「仕事を意味づける」「まずやってみる」「学びを活かす」「自ら人と関わる」「年下とうまくやる」という5つの特性が浮かび上がったという。パーソル総合研究所は、この特性を「躍進行動」と呼んでいる。

この「躍進行動」の実施についてミドル・シニア社員のタイプを分類すると、躍進行動全体が平均を大幅に上回る『ハイパフォーマータイプ』、平均よりやや高い『バランスタイプ』、平均より低い『伸び悩みタイプ』、「年下とうまくやる」行動だけが平均を上回る『事なかれ・安住タイプ』、躍進行動全体がかなり低い『不活性タイプ』が存在することも、明らかになっている。

「自走する力」を身につけることが必要

現在組織内で活躍できていないミドル・シニア社員が活躍するためには、5つの「躍進行動」の実践を促す必要があるとパーソル総合研究所は分析する。「躍進行動」を促進させるためには、ミドル・シニア社員自らが仕事で成長実感や社会貢献性を感じる「自走する力」を身につけることが必要であるとしている。

パーソルグループは今後も、この調査結果をグループの新たな知見として活かし、「人と組織の成長創造インフラへ」というグループビジョンのさらなる実現に取り組むとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

「ミドルからの躍進を探究するプロジェクト」大規模調査の結果を発表 – 株式会社パーソル総合研究所
https://rc.persol-group.co.jp/news/201712051320.html

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