第一線で活躍する会社員に訊く「AI脅威論」。ロバート・ウォルターズ・ジャパン調査

2017.11.30
国内大手企業で働く会社員293人が対象

ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社は、11月28日、第一線で活躍する会社員に「AI脅威論」への考えを訊いたアンケート調査の結果を発表した。

同社は、専門スキルと英語力を備えたグローバル人材の転職を支援する人材紹介会社。同調査は、外資系企業やグローバル展開の進む国内大手企業で働く会社員293人を対象として実施されている。

上司層・高プロ人材は、AIに不安を感じず

同調査では、ストレートに「自分の仕事がAIに奪われる時が来ると思うか?」という質問が行われた。結果、全回答者の61%が「いいえ」と回答している。

同社はさらに、この回答結果を年収別で比較。年収1000以上1500万円未満の会社員は、「いいえ」という回答が73%に上った。しかし年収450万円未満の会社員では、「はい」の割合が54%にまで増加。専門スキル・経験値が豊富な上司層・高プロ人材は、AIに対して漠然とした不安感は抱いていないと、同社は考察している。

98%が何らかのスキルアップに取り組む

「AIに自分の仕事が奪われる時が来ると思う」と答えた回答者に対しては、その対策についても訊ねられた。回答の結果は、「何もしない」が2%に留まり、それ以外の98%が何らかのスキルアップに取り組む姿勢を魅せている。

磨きたい資質・ソフトスキルについて訊ねると、33.7%の「課題発見・解決能力」、28.9%の「創造力」、26.5%の「コミュニケーションスキル・交渉力」などが挙がった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

会社員の6割「AIに仕事を奪われない」と予想。 高プロvs一般職 年収差で意識に違い – ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社
https://www.robertwalters.co.jp/

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