89%が「賛成」。「ミドルの転職」、雇用延長制度に関するアンケートを実施

2017.11.04
35歳以上の『ミドルの転職』利用者440名に調査

エン・ジャパン株式会社は、同社が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』にて雇用延長制度に関するアンケートを実施し、その結果概要を10月31日に発表した。

同調査は、35歳以上の『ミドルの転職』利用者440名を対象としたもの。雇用延長制度は、高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するために、実施すべき措置を定めた制度。

「何歳まで働くことを想定しているか」

調査ではまず、「『雇用延長制度』についてどう思いますか」と質問している。結果は、89%が「賛成」と回答した。

続いて「何歳まで働くことを想定しているか」と訊ねると、48%が「70代以上」と回答。次点には、僅差の43%で「60代」が入っている。「59歳以下」「働けるまで」という回答は、共に1割以下だった。

現在(もしくは直近)働いている職場における雇用延長制度について訊ねると、「再雇用」が54%で最多となった。次点には、22%の「知らない/わからない」、20%の「定年延長」が入っている。

「雇用したくない人材が居座ってしまう」

同調査では、雇用延長にあたって想定される企業側のメリットおよびデメリットについても、質問している。

メリットについては、「定年でやめさせたくない優秀な人材を確保できる」という回答が73%で最多となった。デメリットについては、「雇用したくない人材が居座ってしまう」が61%で最多となっている。

雇用延長の制度整備するにあたって企業は、メリットとデメリットの双方を十分に理解する必要があると、エン・ジャパンは考察している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ミドルに聞く「雇用延長制度」調査 『ミドルの転職』ユーザーアンケート集計結果 – エン・ジャパン株式会社
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2017/11548.html

記事をシェアする

石藤明人
石藤明人