ビジネスパーソンの3人に1人は21時以降も残業している!
2015.07.09
長時間残業の実態が垣間見える結果に
全研本社株式会社が運営する、働き方と天職を考えるウェブマガジン「瓦版」。最新の「働き方白書」では、長時間労働についてのアンケート結果を掲載している。調査は6月2日から16日に行われ、瓦版ユーザー441人より有効回答を得た。
いつも帰る時間について尋ねた質問では、最も多かったのが「19時~20時」で全体の27%。次いで「定時」「20時~21時」がともに20%となった。定時に帰宅している人は2割にとどまり、多くの人が毎日ある程度の残業をしていることが分かる。
21時以降の勤務については、「21時~22時」が14%、「22時~23時」が12%、「23時以降」が7%。合わせると全体の33%を占め、3人に1人は21時を過ぎても残業をしている結果に。慢性的な長時間労働が続く現状が改めて浮き彫りとなった。
生産性の低下につながる長時間労働
残業する理由について聞いた質問では、「作業量が多すぎる」が全体の48%と半数近く。「次々と仕事が降りかかるので」という人も18%おり、仕事の量が多すぎて勤務時間内ではこなしきれないという根本的な問題があるようだ。
公益財団法人日本生産性本部による「日本の生産性の動向 2014年版」では、主要先進7ヶ国のうち日本は1994年より20年連続最下位。生産性が低く、働く時間が長いのにアウトプットが少ない日本の現状は、長時間労働が招いたと考えてよさそうだ。
(画像は瓦版のホームページより)
▼外部リンク
瓦版/働き方白書
http://w-kawara.jp/work-styles-white-paper/21-after-overtime/
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