既婚男性や子持ち男性の5人に1人は「月40時間超残業」、家事労働の負担は妻に

2017.10.25
「働く若者のくらしとお金に関する調査2017」

2017年10月19日、特定非営利活動法人(NPO法人)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会は、「働く若者のくらしとお金に関する調査」(以下、同調査)の集計結果を公開した。

同調査は、ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする全国の20歳~34歳の就業者を対象とし、2017年9月1日~9月10日の期間に、ネットエイジア株式会社の協力の下にインターネット調査で実施された。

有効回答数は、有効回答から、男女・年齢(5歳区切り)が均等になるように抽出した1,200件であり、その内、20歳~24歳・25歳~29歳・30歳~34歳の男女、各200名である。

調査結果の概要

働く若者のくらしと仕事に関し、働く若者の3割半が「非正規雇用」・8割弱は「独身」で、5割半は「親元ぐらし」であり、6割半が「年々昇給する見込み・実感がない」「成果を出しても昇給しない」と感じている。

また、既婚男性や子持ち男性の5人に1人は「月40時間超残業」・家事労働の負担は妻になる傾向が多く、平日・帰宅前の「おひとりさま外食」は年平均13回である。

働く若者のライフプランに関しては、働く若者の3人に1人は「結婚はしたいが、難しいかも」と実感し、将来叶えたい夢や目標は、「出産・子育て」56%・「マイホーム購入」63%・「ゆとりの老後」93%・「親孝行」88%などとなった。

働く若者のくらしとお金やマネープランについては、預貯金額の中央値が独身期80万円・夫婦期200万円・子育て期100万円であり、預貯金が多い人は「貯蓄の目標設定」や「カード明細チェック」「ネット銀行の活用」を実践している。

また、お金に関する制度で「生命保険料控除」について「知っていた」のは46.8%で、その内3割強が「個人年金保険」に加入していた。また、お金の管理について「FPに今後相談したい」は2割半・家計簿を自動作成する「PFMサービス」の利用意向は2割弱などであった。

さらに、子育て期の男性は2割半が家計簿を自動作成する「PFMサービス」の利用経験者であった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

日本FP協会 ニュースリリース
http://www.jafp.or.jp/

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高野勤一
高野勤一