現在の労働時間に満足していますか?
2017.10.15
2017年10月10日、株式会社マクロミルは、従業員の労働時間と、労働時間の満足度の実態に関する調査を発表した。
調査対象は、東京23区にフルタイムで勤め、勤続年数2年以上の正社員1,000名。休憩時間を除く基本労働時間に、残業時間を含めた1日の総労働時間を、過去3ヵ月の平均で調査した。
従業員の調査の結果は、「8時間以上~9時間未満」が39%、「8時間未満」が24%であり、1日の平均労働時間は8.9時間であった。
厚生労働省主導の働き方改革で、企業の時間外労働の削減が重視されている。また、労働基準法第32条では原則、1週間に40時間、1日に8時間を基本労働時間と定められている。
基本労働時間を超える時間を残業時間としていることから、労働時間が8時間未満の「ほぼ残業なし」は24%であることが、今回の調査で判明した。
現在の労働時間に対する満足度は、「満足(とても満足+やや満足の合計)」が43%、「不満(とても不満+やや不満の合計)」が26%であり、満足している人の方が多い。
また、世代別の「満足(とても満足+やや満足の合計)」の割合を比較。20代では半数を超えているが、30代が43%、40代が35%と、満足の割合が低下している結果となった。
企業は、どうような施策で、労働時間の軽減を実施しているのかを問うと、主な取り組みに「ノー残業デー」37%、「残業時間の上限設定」29%、「残業の事前申請」25%などあり、企業実施率66%であった。
「プレミアムフライデーの実施」、「リモートワークの導入」、「就業時間になったら自動消灯」などは10%以下。
具体的な生産性向上の施策については、「立ち会議の実施、不要なコピー出し、資料準備は行わない」、「フレックス、在宅勤務可能などの取り組み」、「会議削減や直行直帰の推奨」などの回答があった。
(画像はPR TIMESより)
▼外部リンク
PR TIMES
https://prtimes.jp/
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