インターネットの過信は危ない?
2017.06.22
情報化社会である現代社会において、ほとんどの企業がインターネットを導入しているでしょう。インターネットを導入するだけで大幅なコストカットも可能になります。
例えば、勤怠管理をするとき、従来はタイムカードを使う形式が主流でしたが、テレワークが少しずつ浸透してきており、出社せずに業務に取り組む従業員もいます。
インターネットを用いた勤怠管理システムを導入すれば、出社しない従業員の勤怠管理も適切に行うことができるのです。
インターネットを原因としたトラブルで最も恐ろしいのは、端末がウイルスに感染してインターネットを通して情報が漏洩してしまうことです。インターネットを使用する端末には必ずウイルス対策ソフトを導入しましょう。
ただし、ウイルス対策ソフトを導入しているからといって万全というわけではありません。コンピュータウイルスは新しいものが次々と開発されています。ウイルス対策ソフトの状態も常に最新にしておかなければなりません。
社内でのデータのやり取りを簡略化するために、社内ネットワークを構築している企業も多いでしょう。社内ネットワークは便利ですが構築するときは不正アクセスの対策を施すようにしましょう。
ファイアウォールの設定など外部からの侵入を防ぐことも重要ですが、ファイルへのアクセス制限も忘れてはなりません。重要ファイルに簡単にアクセスできないよう担当者ごとに権限を与えましょう。
インターネットを利用すれば、様々な書類の様式もダウンロードすることができます。
就業規則でさえダウンロードできますので、作成担当者としては利用したいところですが、インターネットで手に入る就業規則の使用は控えましょう。
なぜなら、就業規則はその企業のみで適用される法律のようなものです。企業は人間と同じように個性がありますので、同じ就業規則は当てはまりません。企業ごとに独自に作成するしかありません。
現在クラウドサービスを用いて、企業の保有するデータをインターネットで管理する企業も少なくないと思います。自社でサーバを構築することもないので非常に便利でもあります。
クラウドと自社の端末の間で簡単にデータのやり取りができるということは、簡単にデータが失われる危険もあるということです。
自社の端末にバックアップデータを作成しておきましょう。データが消失すれば業務ができなくなってしまいます。
インターネットは非常に便利ですが、それ以上にリスクをともないます。企業が保有する情報は企業の情報だけではなく、取引先や顧客の情報をも保有しています。これらが流失したときに生じる被害は計り知れません。
誤った情報に流されて不利益を被ることがないように、メディアリテラシーを身につけることが企業はもちろん従業員にも求められます。
(画像はイメージです)
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