採用に限らず業務は多岐に!人事の仕事内容とは?
2017.03.24
「人事部」という部署名を聞いた場合、その業務として真っ先に思いつくのは「採用」ではないでしょうか。確かに、採用業務は表立って行っているためにわかりやすいですが、人事の仕事は採用のみならず、幅広い分野にわたるのです。
人事の仕事は、むしろサポート役に徹している面が多く、会社にとってはなくてはならない存在なのです。それでは、人事の仕事内容として、どのようなものがあるのでしょうか。
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人事の業務として重要なものの一つに「計画」があります。人事部における計画は、会社の経営計画をベースに立案されます。
会社の経営計画においては、売り上げの見通しに応じ、部署内の増員や新たな部署の新設などが計画されますが、計画において必要となる人員が算出されます。必要となる人員が確定することで、人事は翌年度の採用計画を立てます。
翌年度は何人採用するのか、採用スケジュールはどうするか、応募者に対し、どのようにアピールしていくか、ということを計画し、決めていきます。
採用計画を立てたら、実際に採用活動を行います。
採用活動の方法としては、採用説明会を活用する方法があるほか、求人サイトの活用や、SNSを活用したアプローチも行います。会社の魅力や働きがいをいかに応募者に伝えるか、ということがアプローチのポイントとなります。
また、採用活動においては面接を行います。面接のみで応募者の適性を完全に把握することは難しいことですが、前向きさや向上心、仕事に対する意欲が感じ取れる人材であれば、最適なのではないでしょうか。
教育によって社員の能力開発を行うことも、人事の仕事となります。
一口に社員の教育と言っても多岐にわたります。主な教育の内容としては、新入社員向けに行われる「社会人としての基礎」を学ぶ内容のものや、管理職を目指す人を対象とした管理者教育、専門的な知識について学ぶ教育などがあります。
なお、社員教育は人事部が主導となって行うケースが多いですが、教育の内容によっては、外部に委託する場合もあります。
社員一人一人の「処遇」を決めることも人事の仕事となります。
例えば、新入社員の配属先を決めること、新たな部署に配属する社員を決めることなど、人員配置に関する業務のほか、社員の昇進や昇格を決めることについても人事の仕事となります。なお、昇進や昇格は、社員の「評価」を元に決定されます。
社員の評価においては、客観的な視点が必要となりますが、客観的な視点に基づき、評価のルールを決めることも人事の仕事となります。
売上高や営業成績など、業績数値をベースにすれば客観的な視点から評価できるほか、「業務達成度」や「決断力」、「コスト意識」など、会社の業績アップのために必要とされる項目をピックアップすることで、より客観的な視点から評価できるようになります。
人事の業務で、まさに「要」とも言える作業が「労務」です。
一口に労務と言っても内容は幅広く、勤怠管理や給与計算、社会保険の手続きや健康診断の実施などがあります。
直接売り上げに関連する業務ではありませんが、これらの業務は、社員が毎日の業務を円滑に進めていくためには、なくてはならない業務と言えます。
このことから、人事は会社を円滑に運営していくためのサポート役を担っていると言えるでしょう。
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