部門目標の設定方法と簡単な仕事の管理方法!

2015.06.15
はじめに

期初に目標を掲げ、期末に評価するというのは今では各企業のルーチンワークですが「また来たか!」と思われる方も多いでしょう。

現実と目標の乖離

部門の目標は上位部門の目標の流れに沿ってその一部とならなければなりません。それだけにその整合性はいつも問われることになります。しかし、部門目標を会社自体の目標とISO9000などの目標とに分けて考え実施する会社も散見されます。

2重の目標設定で乖離が生じていませんでしょうか?言うまでもなくこれではいい結果を生み出すことは難しくなると思います。ISO900取得が目標で導入した会社にありがちなことですが、ISO900は品質管理システムで、それ自体が顧客満足までを含んでいます。それが会社目標と解離するようでしたらうまくツールとして機能していないと考えます。

その煩雑さが逆に目標の重要性を見失わせる結果となりますので留意する必要が有るでしょう。

定性的な目標

製造部門や営業部門などは明確などは仕事の性格上明確な数値目標が立てやすいですが、人事・総務といったスタッフ部門ではその業務の性格上どうしても定性的な目標やオールオアナッシング的な目標になりがちです。また直接部門でも数値目標以外の目標は必要だと考えます。

その場合達成までにマイルストーン(一里塚)を置くという方法で達成度を数値化するという方法が有ります。目標の立て方をうまく工夫することで、目標達成までの道筋と達成度を明確化することが可能です。

例えば事務所の5S活動を立案し評価までを目標とした場合、5Sに関してのPDCAに沿ったマイルストーンを設定するいった方法を採り、マイルストーンごとに行動計画を決めていくと細分化された項目をチェックすることで達成度が明確になった行くと考えます。

作る側も評価する側も簡便に

作る側も評価する側もフォーマットを事前に決めておかなければ実際には収拾がつかなくなるケースが有ると考えます。例えばエクセルなどのソフトを使ってフォーマットを作っておき、紙ベースではなく共有フォルダーやメールでデータファイルベースでのやり取りをする方法を採ることをお勧めします。

こうすることで紛失なども避けられ、いつでも参照できるので管理が簡便になると考えます。

まとめ

会社目標とISO900などの目標の整合性に気をつけてください。数値目標にならない目標はマイルストーンを用いるなどして数値化の工夫が必要です。

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佐藤幸吉
佐藤幸吉