正社員だけじゃない!様々なワークスタイルとそれぞれのメリット

2016.12.21
非正規雇用という選択肢

雇用期間の定めがなく、会社で決められた時間にフルタイムで働くのが正社員です。また、社会保険にも加入しなければいけませんが、有給休暇等の福利厚生や手当・ボーナスが受けられるのは正社員の特権でしょう。

しかし、一度正社員になると転勤や異動の業務命令に従わなければならず、残業や重い責任に耐えかねて自ら会社を辞めてしまう人もいます。

一方で、様々な働き方が提唱される現在では、ワークスタイルも様々な選択肢がでてきました。今回は「正社員以外の働き方」の種類とメリット・デメリットを挙げていきます。

(画像はイメージです)

アルバイト・パート

お小遣いを稼ぎたい高校生や学費を貯める学生、家計の足しにしたい主婦、また夢を追いかけている芸能人など、様々な人がアルバイト・パートとして収入を得ています。

■メリット
大抵の職場では「シフト制」が採用されているので、比較的自分のスケジュールに合わせた勤務が可能です。短時間勤務がメインになってくるため、責任が大きい仕事を任されることは少ないです。

■デメリット
給料は低く、大幅な昇給や福利厚生がない一時的な雇用契約だという点で安定感は不十分です。

派遣社員

派遣会社と契約を結んで、派遣先の別の会社で働くスタイルが派遣社員です。働く会社とは直接的な契約を結んでいないので、給与も派遣会社から支払われます。

■メリット
派遣会社と契約を結ぶため、自分で直接交渉しなくてもスキルや仕事環境に応じて働きたいところで働けます。また派遣先との契約が終わっても、新しい職をすぐに見つけやすいのが特徴です。

■デメリット
派遣会社に中間マージンを取られるため、その分自分に入る給料が少なくなります。

契約社員

勤務先と直接契約を結んで、契約先で働くスタイルです。

■メリット
直接契約を結ぶため、派遣社員のように待遇が悪くならずに済みます。有期契約なので企業側も採用しやすく、本当に自分が働きたい企業で働くこともできるかもしれません。

■デメリット
派遣社員と異なり、契約先と勤務先が同じ会社になるので責任は重くなります。仕事量も正社員と同等ですが、昇進はありません。また、期待された成果を上げることができなければ契約の更新はできません。

日雇い

職業斡旋所に登録をして、入ってくる案件から自分が働きたいと思うものを1日単位で選びます。

■メリット
給料がその日に受け取れるという点で、お金をすぐに手に入れたい人に向いています。

■デメリット
仕事内容は肉体労働が中心なので、体力的にハードです。

在宅・業務委託・個人事業主

ある決められた仕事に対して成果を出せば、一定の報酬が入るという仕組みの働き方です。

■メリット
自由度が高く、スキルや機材さえあればどこでも働けます。時間の融通も効きやすく、自分の都合にあわせて平日を休日にすることができます。

■デメリット
近年ではクラウドソーシングサービスの登場によってフリーランスとして働きやすくはなってきたものの、いくら働いても思うような結果をなかなか出せずに苦しんでいる人も多くいます。

まとめ

主な正社員以外の働き方として、以上のものを取り上げました。全て正社員より自由度が高い働き方ではありますが、その反面「安定性」に掛けるという意味で、必ずしもどちらの方がよいと断定することはできません。

非正規雇用というワークスタイルが注目を集める中で重要なのは、「一体自分が目指すものは何で、どのような働き方が最適なのか」を見つめ直すことでしょう。

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網野新花
網野新花