アルバイトと契約社員で異なる!?違い一覧 

2015.04.24
はじめに

会社にはいろんな社員がいます正社員・アルバイト・パート・派遣社員・契約社員…。なぜこんなにいろんな立場の人がいるのでしょうか?

仕事量の季節変動や景気による変動

お勤めの経験が何年かおありの方だと分かっておられると思いますが、仕事量には波があります。それは一日の上でもそうです。

例えば製造業を考えてみましょう。通常の製造業ですと午前中は受注・発注(原料)・荷受けが主に忙しいと思います。午後からは納品書作成・発送が忙しくなります。製造業にお勤めの人はその仕事の種類を幾つか兼任しながら勤務中何らかの仕事をしているということになります。

更にその会社がお中元用の商品を主力にしているとしましょう。そうすると、関東のお中元がはじまる前の6月半ばぐらいから関西のお中元が終わる8月半ばまでで年間の売上の50%程になる可能性があります。

また、お中元には価格帯があり景気の良い時には5000円以上の商品が景気の悪い時には5000未満の商品が多く出ます。その製造業は5000円以上の商品がメイン商品だとしたら確実に不景気の時にはその売上が減ることでしょう。

その対策のための商品開発する正社員にも限りがあり、事務や商品を作ったり届けたりする人は季節変動が大きいとしたらどうすればいいのでしょうか?

アルバイトと契約社員の違い

そこでいろいろな会社はアルバイトや契約社員などを忙しい時期に雇い入れます。これらの社員は有期雇用ですので雇う会社にとっても忙しい時だけの労働力として雇用することが出来るメリットがあります。

アルバイトと契約社員では会社における立場、性格や待遇が違っています。それを比較してみると以下になります。

【専門性】
契約社員は比較的専門性が高い労働者なことが多く、例えば語学の習熟度(TOEICの点数など)、コンピュータソフトの習熟度(MOSやSAPなど)、コンピュータ言語の習熟度(C、VB、Javaなど)などが問われる場合が多いです。

上記の例ですと商品開発力などの経験が問われることになります。履歴書などで十分確認する必要がありますが、一定の能力があれば即戦力としてのメリットが期待できます。一方アルバイトは比較的専門性の低い補助的業務を任されることが一般的には多いです。

【時給】
専門性の高さはそのまま給与にも反映されます。一般的に契約社員>アルバイトであることが多いです。アルバイト雇用には比較的安い労働力としてのメリットがありますが、給与の高い契約社員は経済的なデメリットといえるでしょう。

【契約】
アルバイトの場合は責任の少ない補助的業務を与えることが多いため就労場所や職務内容は比較的おおまかなものにしておいたほうが適性を見る意味でもいいかもしれません。

それに対して契約社員は、目に見える成果が期待されていることが多いです。その意味から職務範囲と到達点の目安をはっきりさせた契約をしておく必要があります。

その他の項目

福利厚生などについては基本的にアルバイトと契約社員は変わりがないと考えます。また社会保険、税金関係、有給休暇の付与についても各々の契約期間に応じて対応していくことに変わりはないです。

まとめ

仕事量の波を解消するために非正規雇用社員を使いますが、専門性の高さで契約社員、補助的業務にアルバイトという住み分けがありますので上手に使い分ける必要があるかと考えます。

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kakimoto