呼吸が浅いとつらい!呼吸が浅くなる理由と対処法を知っておこう
2024.04.20
毎日のようにハードワークが続いていたり、人間関係に悩みを抱えていたりするときに、なんとなく呼吸が浅いと感じてしまうことはありませんか。
心身ともにつらいと感じているときに呼吸が浅くなってしまうと、息苦しさも加わってさらにつらいと感じてしまいがちです。特に、呼吸が十分にできないと不安に感じることもあるでしょう。
この記事では、どのようなときに呼吸が浅くなりがちなのかを説明したうえで、呼吸が浅くなったときの対処法について紹介します。
呼吸が浅くなる原因としては、ストレスや疲れがあげられます。仕事などで集中力を高めて作業したあと、作業をひと休みするタイミングで呼吸が浅くなってしまうこともあるのではないでしょうか。
そのほかにも、姿勢が悪いために肺が圧迫されやすいこと、ぜんそくなどの呼吸器系疾患をかかえていることや、標高の高い山など平地よりも空気が薄い場所にいると息苦しさを感じやすくなります。
なお、呼吸器系疾患の場合は呼吸が浅くなるだけでなく、せきが出たり息苦しさを感じたりすることがあります。これらの症状が特にみられない場合に呼吸が浅くなるときは、ストレスや疲れが原因と考えられます。これは自律神経の状態と関連があります。
自律神経とは、脳が命令しなくても無意識のうちに働く神経のことです。なお、脳が命令して意識的に身体を動かすことは運動神経の働きとなります。
自律神経は、呼吸や血液の循環、消化などの働きを担っています。自律神経は交感神経と副交感神経に分かれており、交感神経は心身を活発にする働きがあり、副交感神経は心身をリラックスさせる効果があります。
通常は交感神経と副交感神経がバランス良く働いています。しかし、ストレスの強い生活を続けてしまうと副交感神経の働きが弱まってしまい、リラックスしたいときであっても心身が必要以上に活性化し、緊張状態が続くことになります。
つまり、自律神経の働きが不安定になることにより、呼吸などの働きに不具合が生じやすくなってしまうのです。これが、ストレスによって呼吸が浅くなってしまう原因といえます。
呼吸が浅くなったときの対処方法は、吸い込んだ空気をすべて吐き切るように心がけることです。
吸い込んだ空気が肺の中に残っていると、新しい空気が肺の中に入っていきにくい状態となります。しかし、肺の中に残っている空気が少なければ、肺の中に新しい空気が自然と吸い込まれるようになるため、呼吸の浅い状態が改善される効果が期待できます。
吸い込んだ息を吐ききる呼吸法としては「口すぼめ呼吸」があります。
口すぼめ呼吸とは、鼻から息を吸って口をすぼめた状態で息を吐き出す呼吸法のことです。
口をすぼめながら呼吸をしてみると、息を吐くことに集中できるため、息をすべて吐き出しやすくなります。
口すぼめ呼吸のポイントは、息をゆっくりと吐き出すことです。可能であれば、息を吸い込んだ時間の2倍以上の時間をかけてじっくりと息を吐き出してみましょう。
先述したとおり、息をなるべく多く吐き出したあとは自然と息を吸いやすくなるため、呼吸が浅い状態を改善しやすくなります。
呼吸が浅くなる原因はさまざまですが、原因のひとつとしてストレスや疲れによるものがあります。
ストレスや疲れがたまると呼吸が浅くなる理由としては、自律神経の働きが乱れることにより、呼吸も乱れやすくなってしまうためです。
呼吸が浅い状態を改善しやすくするには「口すぼめ呼吸」をしてみましょう。口をすぼめながらゆっくりと息を吐き出すことによって、息を吐ききったあとは自然と息を吸いやすくなり、呼吸が浅い状態が改善されやすくなります。
ゆっくりと息を吐くことを心がけることで、呼吸を安定させるようにしてみましょう。
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