悪い習慣をやめたい、やめるためにすることは?
2024.03.17
喫煙や嫌なことの先延ばしなど悪い習慣は、よくないと分かっていても簡単には断ち切れずに悩んでしまう人も多いでしょう。
目先の誘惑に負けついついやってしまう「悪い習慣」は、長期的に見ると、時間や金銭的な損失、健康への影響などさまざまなデメリットをもたらします。本記事では、悪い習慣がもたらす弊害や改善方法について紹介します。
悪い習慣は、喫煙や夜更かし、衝動買いなど人によってさまざまです。どのような習慣でも、ある程度ならストレス解消などの効果もあるため問題ではありません。しかし、悪い習慣の頻度が高ければさまざまな弊害をもたらします。
悪い習慣がもたらす主な弊害は、以下の4つです。
・時間の損失
・金銭の損失
・健康への影響
・セルフイメージの低下
自分の習慣がよくないと思う理由として、時間や金銭的な無駄が発生しているからではないでしょうか?他にも、健康への悪影響がある場合は、他人から指摘されることもあるでしょう。
例えば、やめたくてもやめられない習慣が「喫煙」の場合は、多くの弊害をもたらします。タバコの弊害というと、金銭的損失や健康への影響が一般的です。
しかし近年タバコは、限られたエリアでのみ喫煙が許されるケースが多く、何かをしながらタバコを吸うのが難しいため、時間も消費してしまいます。
悪いと分かっていてもやめられない習慣は、繰り返すたびに後悔が残ります。「自分はなんて意志が弱いんだ」と思ってしまうことで、セルフイメージが低下し、ネガティブ思考が加速する点も大きなデメリットです。
悪い習慣は、やめようと思うほどやめられないものです。やめられない理由は、行動経済学や心理学などさまざまな分野の学問で研究が続けられていますが、代表的な2つの理由を紹介します。
・人間は基本的に変化を好まない
・目先の幸せを選ぶ
人間は一般的に安定を求めているため、変化を避けてしまう性質があります。また、遠い未来のよいことよりも目先の幸せを優先してしまうのも人間の性質です。
タバコやお酒、ジャンクフードなどは健康への悪影響があると分かっていても、魅力を感じてしまいついつい手にとってしまいます。このように、悪い習慣がやめられない理由には、人間ならではの性質が大きくかかわっているのです。
やめたいと思っている習慣を断ち切るには、それなりの努力が必要となります。とはいえ、むやみに改善しようとしても失敗する可能性が高いため、ポイントをおさえて改善していくのが適切です。
悪い習慣を改善するには、以下のポイントをおさえるとよいでしょう。
・本気でやめたい習慣かを判断する
・悪い習慣のきっかけを見つける
・小さな目標を達成していく
・代わりの習慣を身につける
・多少の失敗は気にしない
悪い習慣は、簡単にやめることができません。そのため、本気でやめたいという確かな意思がないと断ち切ることは難しいです。
やめたい習慣が複数ある場合は、優先順位をつけて比較的簡単にやめられそうな習慣から改善するとよいでしょう。小さな目標を達成することで、大きな自信につながります。
やめたい悪い習慣が明確になったら、改善に向けてのステップを踏みます。悪い習慣をやってしまうきっかけを分析し、代わりの習慣を身につけるのがおすすめです。
甘い食べ物をやめたい人を例にすると、食べたいタイミングはどんなときかを見つけます。仕事から帰宅したとき、食後、夜テレビを見ながらなど、ある程度のきっかけは見つけられるはずです。
帰宅後や食後に食べたくなる場合は、甘いものの代わりに果物をとるようにしてみたり、夜食べたくなる場合は早寝する習慣を身につけたりするとよいでしょう。
悪い習慣を改善しようとしても、なかなか上手くいかない場合もあります。心の声を聞きながら無理せずに、多少の失敗で否定的にならず前向きに受け取ることが重要です。
悪い習慣をやめるのは、簡単なことではありません。悪い習慣は、むやみにやめようとするのではなく、正しく置き換えるとスムーズにやめられる可能性が高まります。
小さな目標を達成し、少しずつ自信を積み重ねていくことが、習慣の改善につながるでしょう。
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