PCの動作が重いと感じたら試すべきこと

2024.03.11

パソコンを日々使用していると、動作が遅くなりイライラの原因となることもあるでしょう。少し遅くなる程度であればそれほど気になりませんが、あまりにも遅いとストレスの原因となるため対処が必要です。

パソコンが遅くなる原因はさまざまですが、サクサク動くようにするには原因に適した対応が必須となります。本記事では、パソコンの動作が遅くなる原因と解決方法について解説します。

パソコンの動作が遅くなる3つの原因

パソコンは、常にサクサクと円滑に動いてほしいものです。しかし、毎日パソコンを使用していると動作が遅くなることがあります。動作が遅いと、思わぬミスにつながる恐れもあるため対策が必要です。

パソコンが遅くなる原因は、大きく分けると以下の3つに分けられます。

・ハードウェア
・ソフトウェア
・インターネット環境

ハードウェアとは、コンピューター本体や周辺機器など、パソコンを物理的に構成している部分のことです。ハードウェアのなかでも、ハードディスクやメモリに不具合があるとどうしても動作が遅くなります。

パソコンの起動に時間がかかったり、使用中のフリーズが多くなったりする場合は、ハードウェアの性能不足や容量不足、故障などが原因の可能性があります。他にも、機器にホコリやごみが溜まると、冷却機能が低下してしまい不具合が発生しやすくなります。

次にソフトウェアが原因の場合についてです。ソフトウェアとは、アプリやOSなどコンピューターを動かすためのプログラムをいいます。

常時起動しているアプリや、パソコンと同時に起動するようプログラムされているアプリなどが多いと、気付かぬうちにメモリを圧迫し動作が遅くなる可能性が高いです。

メモリ消費や実行中のタスクは、「Ctrl + Alt + Deleteキー」または「Ctrl + Shift + Esc」の同時押しで表示されるタスクマネージャーから確認できます。動作が遅いと感じた場合は、一度タスクマネージャーをチェックしてみるとよいでしょう。

次に、インターネット環境が原因の場合についてです。急に動きが遅くなった場合は、定期的に実施されるWindows Updateが行われている可能性があります。アップデートによりパソコンが遅くなっている場合は、実行完了すると動作の速度は元通りとなります。

一方で、常時パソコンが遅く感じる場合は、Wi-Fiが使用環境に適していない可能性が高いでしょう。

パソコンの動作が遅いときの対処法

パソコンの動作が遅いときに実施してほしい対処法について解説します。

パソコンが重いときに有効的な対処法は、以下の4つです。

・不要なファイルやアプリの削除
・ウイルスチェックの実施
・インターネット環境の見直し
・再起動してみる

パソコンが重たくなる原因として、メモリ不足であるケースが多いです。メモリ不足の場合は、不要なアプリやファイルを削除することで、スムーズな動きを取り戻せます。

他にも、メモリの増設により動作を改善できる可能性があります。メモリを増設する場合は、パソコン修理の専門業者へ相談してみるのが適切です。

インターネット環境が不安定な場合は、プロバイダーの変更やルーターの買い替えで改善されます。

一方で、メモリ容量やウイルス感染などもなく原因が全く不明な場合は、再起動してみるとよいでしょう。再起動とシャットダウン時では、保存データが異なるため、原因不明のトラブルが発生した際は「再起動」がおすすめです。

パソコンが遅くならないために意識すること

パソコンが遅くならないようにするには、日ごろからの手入れも大切です。

日ごろから気軽にできるメンテナンスは、以下の3つが挙げられます。

・常駐アプリの無効化
・いらないデータのクリーンアップ
・デフラグの実行

パソコンを使用していると、気付かぬうちにアプリが起動したりファイルが蓄積したりします。使用しないファイルをそのまま放置すると、不要なデータでディスクを圧迫してしまい、動作が遅くなる可能性が高いです。

他にも、データを保存する際に、ディスク内のあちこちにデータが保存(断片化)されることがあります。断片化したデータを適切な場所に整理することをデフラグメンテーション(通称デフラグ)といい、定期的にデフラグを実施することで動作が遅くなるのを防止できます。

このように、動作が遅くなるのを防止するには、データやアプリを日ごろから定期的に整理することが大切です。

まとめ

パソコンの動作が遅くなる原因は、メモリ不足によるものやインターネット環境によるものなどさまざまです。動作が遅くならないようにするには、定期的に不要なファイルを削除したりアプリの起動状況を確認したりするなど、普段から意識することも重要です。

分かる範囲で対応しても改善されない場合は、故障の可能性も考えられます。無理に自分で修理しようとはせずに、専門業者への修理依頼や買い替えを検討するとよいでしょう。

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高野勤一
高野勤一