ビジネスシーンで着用するYシャツ　どんな基準で選ぶ？

2023.12.20

ビジネスで着用するYシャツはどんなものがいいかと悩んでいませんか。スーツ専門店にはさまざまなYシャツが並んでいるため、どれにしようかと迷ってしまうことでしょう。

この記事では、ビジネスのTPOに応じたYシャツの選び方を説明します。Yシャツの種類を理解したうえでその場に応じたYシャツを選んで着こなし、できるビジネスパーソンを目指しましょう。

ビジネスシーンに適したYシャツを選ぶには、ビジネスのTPOについて理解しておく必要があります。

ビジネスシーンは大きく分けると下記の3種類です。

・ビジネス
・ビジネスカジュアル
・フォーマル

それぞれのビジネスシーンで着用する服装について簡単に説明します。

【ビジネス】
日常のビジネスで着用する服装で、スーツスタイルが基本です。スーツスタイルは、スーツ、Yシャツ、ネクタイ、革靴でまとめます。

ビジネスの場ではきちっとした服装であることが求められますが、後述する「フォーマル」ほど堅苦しさはありません。

【ビジネスカジュアル】
ビジネス向きの服装で、全体的にカジュアルな印象でまとまっています。ビジネスカジュアルでは、ジャケット、Yシャツ、革靴を着用し、ネクタイは着用しないことが一般的です。

会社によっては、ビジネスカジュアルを指定する場合もあります。

【フォーマル】
結婚式や各種の式典、葬式などで着用する服装です。黒を基調とした服装で、Yシャツは白が基本です。

なお、ネクタイは式の内容に応じて選びます。結婚式の場合は白、葬式の場合は黒、各種の式典では式の内容に応じて明るい色合い、あるいは落ち着いた色合いのものとします。

ビジネス向けのYシャツは、襟の形、色合いがさまざまであるほか、無地にするか、またはどんな柄物にするかを選ぶ必要があります。それぞれのビジネスシーンに応じたYシャツを紹介します。

【ビジネス】
襟の形は、襟の部分がやや大きめに広がっている「ワイドカラー」または「セミワイドカラー」のものを選びましょう。

色合いは白のほか、薄いグレーや薄いブルーなども適しています。柄は無地のもの、あるいはストライプ柄などさりげない柄のものを選ぶと良い印象を与えられます。

【ビジネスカジュアル】
襟の形が「ボタンダウンカラー」や「ドゥエボットーニカラー」のものは、ノーネクタイでも自然な印象となります。

Yシャツの色合いや柄は、ビジネス向きで落ち着いた雰囲気のものであれば比較的自由に選べます。たとえば、濃いグレー系のものやカジュアルな感じのチェック柄のYシャツなどはビジネスカジュアル向きです。

【フォーマル】
襟の形は、一般的といえる「レギュラーカラー」に加え、フォーマルな印象である「ウイングカラー」も選ばれています。また、フォーマルな場では白い無地のYシャツが基本です。

Yシャツ選びで気をつけたいことは、それぞれのビジネスシーンに応じてTPOに合ったYシャツを着用すること、体型に合ったYシャツを選ぶことです。

Yシャツの選び方を理解すれば、ビジネスシーンに応じた着こなしが自然とできるようになります。

Yシャツを選ぶときは、TPOに合わせることが基本です。

特に、ビジネスでは第一印象が重要視される傾向にあります。TPOに応じたYシャツを着用していれば、周囲の人たちに良い印象を与えやすくなります。それによって仕事の受注につなげられれば、良い成果が出しやすくなることでしょう。

たかがYシャツと思うかもしれませんが、されどYシャツ選びは重要です。その場に応じて適切なYシャツを選ぶことができれば、ビジネスパーソンとしての信頼性が高まります。

Yシャツを選ぶときは体型に合ったものにしましょう。

Yシャツを選ぶときに測る寸法は、首回り、ゆき丈、肩幅、胸囲、胴囲です。ゆき丈とは首の中心から肩先を通って手首までの長さです。寸法はあらかじめ自分で測るか、またはスーツ専門店で測ってもらうこともできます。

一般的には「レギュラーフィット」のYシャツが適していますが、最近の流行である「スリムフィット」のYシャツを選ぶと細身でスタイリッシュな印象となります。

Yシャツを選ぶ場合は、それぞれのビジネスシーンに応じたものとしましょう。

たとえば、スーツを着用する場合は、襟の形がやや広めの「ワイドカラー」や「セミワイドカラー」を、色合いは白系または薄めのグレーやブルーのものが適しています。

また、ビジネスカジュアルの服装なら、おすすめの襟の形は「ボタンダウンカラー」または「ドゥエボットーニカラー」です。Yシャツの色合いや柄は、落ち着いた雰囲気のものであれば比較的自由に選べます。

そのほか、冠婚葬祭や式典の場では白いYシャツが基本です。襟の形は「レギュラーカラー」もしくはフォーマル向けである「ウイングカラー」が適しています。

TPOに応じたYシャツを着こなすことで、ビジネスパーソンとしての信頼性が高まります。