打たれ強さを身につけたい!メンタルを鍛える方法は?
2023.10.12
仕事でミスをすると「失敗してしまった」と落ち込む人がいる一方で、仕事で失敗しても落ち込むことなく淡々と取り組む人もいます。
メンタルが弱くて物事をネガティブにとらえやすい人にとっては、打たれ強い人がうらやましく感じることがあるのではないでしょうか。
仕事をスムーズに進めていくためには、打たれ強さを身につけることがポイントです。この記事では、打たれ強さを身につけるためにメンタルを鍛える方法について説明します。
「打たれ強い」とは、つらい出来事が起きても心が折れることなく物事に取り組めることを指します。
毎日の仕事においては、必ずしも順調に進められるとは限らず、何らかのトラブルが起きてしまうことがあります。そのトラブルが原因で顧客や上司からひどく怒られ、苦境に立たされてしまうこともあるでしょう。
人間は誰しも、怒られると落ち込んでしまうものですが、仕事に取り組んでいる以上は仕事を完成させることが最優先となるため、いつまでも落ち込んでいるわけにはいきません。
そこで、仕事をするうえでの打たれ強さが求められます。具体的に説明すると下記の内容があげられます。
・仕事でトラブルが起きても、落ち込まずに仕事に取り組める
・困難な状況に追い込まれても、その状況を打開できる
・精神的に苦しくても、そのつらさをまわりに見せない
上記の内容をみてみると、仕事における打たれ強さを身につけることは難しいと感じてしまうのではないでしょうか。しかし、徐々に打たれ強さを身につけていくことは十分に可能です。
打たれ強さを身につけるために、打たれ強い人にはどんな特徴があるのか、メンタルを鍛えるためにはどうすればよいかを理解しましょう。
打たれ強い人の特徴としては、下記があげられます。
・自分の軸を持っている
・自分の弱さを含めて、ありのままの自分を認めている
・たくさんのトラブルを経験し、それを乗り越えてきた
それぞれについて説明します。
「自分の軸」とは「自分の信念」と言い換えられます。自分の軸を持つ人は、自分の考えを基準に行動することが特徴です。
一見すると自己中心的な考え方のようにも感じられますが、自分の軸を持っているとまわりの意見に振り回されないため、批判されてもへこたれにくくなります。つまり、自分の軸を持っている人ほど打たれ強いといえます。
自分の弱さを含めてありのままの自分を認めていると、自分自身の弱さに対して開き直ることができます。
自分自身の弱さを他人に見せることは、メンタルが強い人でなければできません。なぜなら、自分自身の弱さを他人に見せると、他人にからかわれるリスクがあるためです。
そのリスクを乗り越えてでも自分の弱さを他人に見せられるなら、十分な打たれ強さを持っているといえます。
打たれ強い人は、もともと打たれ強かったのではなく「たくさんのトラブルを経験してそれを乗り越えてきた」という人が多いです。
トラブルはできれば避けて通りたいものですが、仕事をするうえでは何らかのトラブルに見舞われます。
トラブルが起きたときは大変に感じてしまいますが、一生懸命に対処すれば、対応方法がわかるようになるだけでなく、トラブルに対処できたという自信を持てます。
その自信があれば、多少のトラブルには動じにくくなります。数々のトラブルを乗り越えれば、知らず知らずのうちに打たれ強さが身につきます。
仕事においてはメンタルの強さが必要だとは理解していても、メンタルが弱い人にとっては打たれ強さを身につけることが大変に感じるかもしれません。
ここでは、メンタルを鍛える方法について説明します。メンタルを鍛えれば、メンタルの状態を常に一定に保ちやすくなります。
打たれ強さを身につけるためには、ものの見方を変えてみることも効果的です。
たとえば、仕事中にトラブルが起きたときにこのように考えてみたらどうでしょうか。
「今、仕事でトラブルが起きたのは『失敗という経験』を積むためだ。今、トラブルを経験しておけば次は失敗せずに済む。むしろ、早く失敗を経験してよかった」
このように考えることができれば、トラブルは嫌な経験ではなく、次に失敗しないための経験だったといえます。また、物事をポジティブにとらえることができれば、ジレンマに悩まされる状況に追い込まれても、気持ちを切り替えやすくなるので前向きに仕事に取り組めます。
仕事でトラブルが起きたときは、失敗して凹むだけでなく、トラブルを引き起こしてしまった自分に対するくやしさなど、心の中にはさまざまな思いがたまってしまいます。
そんなときは、つらい気持ちを吐き出してみましょう。たとえば、親しい友人に話を聞いてもらえると、心の中のモヤモヤがスッキリします。それによって気持ちが落ち着くため、トラブルが起きたときのことを客観的に眺められるようになります。
トラブルが起きたときは大変に感じていたとしても、客観的に眺めてみると「深く悩むほどではなかった」と気がつくこともあるでしょう。
もし、話を聞いてくれる人がいなければ、手帳に書いたり、SNSの鍵アカウントに気持ちを書いたりする方法もあります。気持ちを整理して客観的に眺めることで、何らかの気づきを得られれば、次に同じ失敗をせずに済むでしょう。
打たれ強さを身につけようとしていても、トラブルが原因で気持ちがしずんでしまうことはあります。
そんなときは、気持ちを切り替えるために気持ちが盛り上がることをやってみましょう。
たとえば、おいしいスイーツを食べてみたり、動画配信サイトでお気に入りのドラマを視聴したりすると楽しく感じられます。気持ちの切り替えができるようになると、気持ちが凹んでいる時間が短くなり、結果として打たれ強い状態となります。
打たれ強さというものは、はじめから身につけているものではなく、徐々に身についていくものといえます。
数々のトラブルを経験してそれを乗り越えてきたり、自分の弱さを認めて開き直れるようになったりすると、打たれ強さは自然と身につきます。
もし、メンタルが弱いと自覚している人がメンタルを強くしたいなら、失敗したときにものの見方を変える方法があります。たとえば「この失敗は自分にとって必要な経験だ」と考えれば、気持ちが前向きになることでしょう。
また、つらい気持ちを吐き出すことや、メンタルを回復させるために気分が盛り上がることをやるのも効果的です。
打たれ強くなったかどうかは、自分自身ではなかなか自覚しにくいものですが、打たれ強くなろうと悪戦苦闘している間に、いつしか打たれ強さが身についているはずです。
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