仕事でミスして落ち込んだとき、どう対処すればいい?
2023.09.25
仕事をしていると、誰しもミスを経験するものです。ささいなミスで済めばそれほど問題にはなりませんが、場合によっては多くの人たちに迷惑をかけてしまうような失敗をすることもあります。
そのような失敗をすると、ものすごく落ち込むことがあるかもしれません。しかし、仕事にたずさわっている以上、いつまでも落ち込んでいられないため気持ちを切り替える必要があります。
この記事では、仕事でミスをして落ち込んだときの対処法について説明します。
仕事で落ち込んだときに気をつけたいことは、自分自身を責めすぎないことです。
一般的に、仕事で失敗すると上司に叱られ、その後は誰しも反省をします。反省をした後に気持ちを切り替えられれば問題はありませんが、中には反省をしても気持ちをなかなか切り替えられない人もいます。
反省を通り越して「自分を責めすぎる」という状態になってしまうと、失敗したことがいつまでも自分の心の中から離れなくなってしまいます。しかも、そのような状態で仕事を続けると、ミスがミスを呼んでしまう原因にもなりかねません。
そのような状態を防ぐためにも、自分を責めすぎないようにしましょう。自分を責めすぎないための対策については、次の項目で説明します。
仕事で失敗して落ち込んだときは、考え方を変えてみることがポイントです。そうすることで、悩みはささいなことだと感じるでしょう。
たとえば、下記のように考え方を変えてみたらどうでしょうか。
「今日はひどい失敗をしてしまって上司に叱られた。しかし、今日の仕事で失敗した原因はわかったので、次は失敗しないようにする」
失敗を「悪い出来事」としてとらえるのではなく「次に失敗しないようにするための必要な経験」と考えることもできます。
仮に、今回は失敗せずにうまくいったとしましょう。失敗しないことは、一見すると良いように感じられますが、失敗しないことは「失敗という経験」が不足している状態となります。
そうすると「私は仕事ができるんだ」と調子に乗ってしまい、図に乗った状態で仕事をしていると、気持ちが緩んでいるために痛恨の大失敗をしてしまうことも十分にあり得るのです。
むしろ、小さな失敗を数多く重ねた方が注意深く仕事に取り組めるため、長い目で見れば正確な仕事ができるようになります。そう考えると、失敗という経験は貴重な経験であり、失敗ごときで悩む必要がないことに気がつくでしょう。
仕事で落ち込んだときは、その気持ちを発散させることが大切です。仕事で落ち込んだときの発散方法としては、下記のものがあります。
・外に出て歩いてみる
・趣味など、好きなことに没頭する
・無理をせずに寝る
落ち込んでいるときほど、家の中で静かに過ごしたいという気持ちになることが多いですが、そんなときほど外に出て歩いてみてはどうでしょうか。
外に出て歩くメリットは、歩いていることによって良い刺激を受けやすくなることです。
家の中にいると、考え方が堂々めぐりになってしまい、ネガティブな気持ちがなかなか解消しにくくなってしまいます。しかし、外に出て歩いていると、外の風景やいろいろな人の行動が目にとまります。
歩きながらいろいろなものを見ていると、良い刺激を受けやすくなるため、落ち込んでいたことが頭から離れやすくなります。また、興味があるものが目にとまって夢中になってしまうこともあるでしょう。
このように、外に出て歩くことは良い気分転換になるため、ストレスの解消につながりやすくなります。
仕事で落ち込んだときは、趣味などの好きなことに没頭することも効果的です。
好きなことに没頭していると楽しい気持ちが高まるため、落ち込んでいることは気にせずに済みます。むしろ、楽しい気持ちが高まることで前向きな気持ちになるため「今まで落ち込んでいたことは気にしなくてもいいや」という考えを持ちやすくなります。
ひとつのことに夢中になりながら、落ち込んだ気持ちを和らげてみましょう。
落ち込みの具合がひどくなると、外に出る気力がなかなかわいてこなかったり、趣味を楽しむ余裕がなかなか持てなかったりする人もいることでしょう。
そのような場合は、無理をせずに寝て過ごしても差し支えありません。眠ることは身体の回復につながるだけでなく、脳を休めることにもつながるためです。
眠る前は仕事で失敗したことをクヨクヨと考えていたとしても、脳が休まることによって、起きたときには落ち込みの度合いは少し楽になることが多いです。
無理せずに休んで寝ることも、落ち込んだ気持ちの解消につながります。
仕事で落ち込んだときは、自分を責めすぎないことを心がけましょう。
落ち込む期間が長すぎると精神的に不安定になりやすく、さらなるミスを呼びかねません。
また、仕事でミスをしたことに対して、考え方を変えてみることも大切です。ミスはあくまでも経験に過ぎず、次に大きな失敗をしないようにするための貴重な経験だと考えられれば、失敗しても落ち込みにくくなります。
そのほか、落ち込んだときはその気持ちを発散させることも大切です。外に出て歩いてみたり、趣味を楽しんだりすることで気持ちが晴れやすくなります。なお、落ち込みすぎて行動することが難しい場合は、無理をせずに寝て過ごすこともひとつの方法です。
仕事ではミスはつきものです。ミスをしても落ち込みすぎず、気持ちを切り替えられれば、常に前向きな気持ちで仕事に取り組めます。
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