セルフブランディング・パーソナルブランディングで自分自身をブランド化!
2023.09.02
コロナ禍を機に、特定の企業や団体に所属せず、個人として業務に取り組む「フリーランス」が増える傾向にあります。
フリーランスが増加する中、一歩先を行く存在になるためには、自分自身をブランド化がする「セルフブランディング」の実践が必須といえます。
セルフブランディングとは具体的にはどのようなことを指し、実際にブランド化するにはどんな手順を踏めば良いのでしょうか。
そのほか、セルフブランディングとパーソナルブランディングとの違いや、セルフブランディングをおこなううえでの注意点についても説明します。
セルフブランディングとは、フリーランスや個人事業主が自身の価値や特徴を明確化したうえで、ブランド化することを指します。
ブランド化が必要な背景は、フリーランス人口の増加にあります。
ランサーズ株式会社が2021年に公表した「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」によると、2015年時点のフリーランス人口は917万人であったのに対し、2021年12月時点で1577万人であり、特にコロナ禍を機に大幅な伸びを示しています。
出典:ランサーズ株式会社 プレスリリース
新・フリーランス実態調査 2021-2022年版
https://www.lancers.co.jp/news/pr/21013/
フリーランス人口が増えている中で売上アップを目指すためには、自身が提供する商品やサービスのメリットや特徴をより多くの人々にアピールする必要があります。そのための方法がセルフブランディングであるといえます。
セルフブランディングと関連するワードとして「パーソナルブランディング」があります。
セルフブランディングのセルフ(self)は「自己」や「自分自身」を意味する単語であるため、セルフブランディングはフリーランスである自分自身をブランド化します。
セルフブランディングの具体例としては、フリーランスが専門性を高めることによってブランド化することがあげられます。
一方、パーソナルブランディングのパーソナル(personal)は「個人」を意味する単語であるため、パーソナルブランディングとはあくまでもブランド化されるのは個人となります。
そのため、パーソナルブランディングの場合は、他者との差別化に重点を置く形となり、顧客に選ばれるようなブランド化を図ることといえます。
具体的には、専門性を高めることに加え、経験の豊富さ、人柄の良さなどで差別化を図ります。
また、パーソナルブランディングは企業に勤務する個人をブランド化する場合にも用いられます。そのため、パーソナルブランディングはフリーランスだけにとどまらず、所属先を問わずに個人をブランディングする手法といえるでしょう。
ブランド化するまでの手順をまとめると下記の通りとなります。
・自己分析をおこない、ブランド化の目的を明確にする
・自身のプロフィールを作成して情報を発信する
自身をブランド化する場合、始めにおこなうことは自己分析です。具体的には、自身の強みは何か、自分はどんなことができるのかを理解します。
それが理解できたら、自身が取り組む目的を明確にします。自己分析によって明確になった自分自身の強みを活かすことで、自分自身がどんな商品やサービスを提供できるかがわかるようになります。
たとえば、イラストレーターとして自身をブランド化する場合、自分の強みは絵がうまいことに加え、相手の要望をうまくくみ取れることであるとしましょう。その強みを活かせば、相手の要望に添ったイラストを作成し、しかもわかりやすい内容にまとめ上げることが可能となります。
上記の内容を元に、自身のプロフィールを作成して、SNSやウェブサイトを活用して自身の情報を発信すれば、イラストの作成を依頼したい人に対してその情報が届きやすくなります。
自身をブランド化する場合に気をつけたい点は、ブランド化による信頼性を損なわないようにすることです。
そのためには、ブランド化した自分自身のイメージが常に一定に保たれている必要があります。
そもそも、ブランドとは他のサービスとの差別化によって価値が高いことを示すものであり、顧客にとってブランドには不変のイメージがあるといえます。
それにもかかわらず、ブランド化した個人のイメージが常に変化していると、顧客は個人のブランドに対して価値を見いだしにくくなってしまう点に注意が必要です。
業務をおこなうにあたり、自分自身をブランド化する手法としては「セルフブランディング」や「パーソナルブランディング」があります。
セルフブランディングは専門性を高めて自分自身をブランド化するためフリーランス向けであるのに対し、パーソナルブランディングは他者との差別化を図りながら魅力を高める手法であるため、フリーランスのみならず企業に勤務する個人にも適しています。
自身をブランド化するためには、自己分析をおこない、ブランド化の目的を明確にしたうえで、自身のプロフィールに関する情報を発信します。ブランドを保ち続けるためには、自身の活動内容やイメージに一貫性を持たせることがポイントです。
ブランド化を実現させて、より多くの顧客から信頼を得ることを目指しましょう。
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