働く場所を自由選択!ABWの働き方とそのメリットは
2023.07.15
新型コロナウイルスの影響で、社会人の働き方も多様化しています。今までは仕事といえばオフィスに出勤するものでしたが、オフィス以外でも仕事を許可している企業も増えています。
今回はABWという新しい働き方について紹介します。ABWの意味や、メリット・デメリットなども解説するのであなたの働き方の参考にしてください。
ABWとは「Activity Based Working」の頭文字をとったものです。これは仕事の内容や気分によって、働く場所や時間を自由に選ぶことができる働き方になります。今までは仕事といえば職場に出勤してみんなで仕事をするのが当たり前でした。
このABWを導入することで、働く場所を変えても問題なく仕事ができるのであればどこでも仕事ができるようになります。カフェや自宅、コワーキングスペースなども立派な職場です。オフィスの方が働きやすいのであれば出勤しても問題ありません。
ABWのメリットとデメリットを紹介します。まずメリットは以下の通りです。
・仕事の効率や生産性がアップする
・優秀な人材の採用につながる
・従業員の満足度が高くなる
人によって仕事のしやすい環境は異なります。ABWを導入することで、従業員がそれぞれの能力を最大限に活かせる環境で仕事をすることができるようになります。その結果、仕事の効率や生産性、クオリティがアップします。
また優秀な人材の採用にもつながります。どんな業界でも優秀な人材は取り合いです。そのためより魅力的な条件でなければ他社に入社が決まってしまうこともあります。ABWを導入して働き方を選ぶことができれば、企業の魅力がアップすることは間違いないです。
そして働いている従業員の満足度が高くなります。ABWを導入すると、ワークライフバランスが実現します。自宅やカフェなどでも仕事ができれば、通勤時間も減り、家族との時間や趣味にかける時間も増えるでしょう。
自由な時間が増えれば、生活にもメリハリができ、仕事もプライベートも充実します。結果として従業員の満足度が上がり、会社の成長につながるのです。
次にABWのデメリットを紹介します。デメリットは以下の通りです。
・社内で導入し環境を整えるためにコストと時間がかかる
・従業員の勤怠管理等が難しくなる
ABWはとても素晴らしい働き方ですが、社内で導入して環境を整えるためにはコストも時間もかかります。社内の設備の変更やネット環境の充実、コミュニケーションツールの導入など初期投資にお金がかかってしまいます。
また全社員が問題なく働けるようになるように、社内の制度やルール、マニュアル作りも大切です。従業員がどこでも働けるのであれば、勤怠管理などが難しくなります。どこまで仕事で、どこから仕事ではないのかなどが判断が難しいポイントです。
問題が起きないように、しっかりと制度を作り直して周知することが必要です。制度を整えないと、不満やトラブルの原因になります。
ABWとフリーアドレスの違いを紹介します。フリーアドレスとは、オフィスで席が固定されていないことです。そのため社内の好きな場所で仕事をすることができ、全員分のデスクを用意しなくてもいいので、コスト削減やスペースの有効活用などのメリットがあります。
対してABWはオフィス内だけでなく、オフィス以外でも時間と場所を自由に選んで働くことができます。スペースの有効活用だけでなく、働き方や生産性の向上が目的になるという点で、フリーアドレスとは異なるシステムになります。
今回はABWのメリット・デメリットや働き方について紹介しました。まだ導入されている企業は少ないかもしれませんが、今後は増えていく可能性があります。
ぜひ有効活用して、仕事の効率を上げていきましょう。転職するときなどは、導入されているかも注目して企業を探してみてください。
(画像はぱくたそより)
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