あなたは知らない間にセクハラしてるかも!セクハラってどこからなの?!セクハラと思われる行動一覧
2015.10.22
「性的な嫌がらせ」というのがセクハラの定義だというのはみなさんもご存知かと思います。しかし、どこからが「性的な嫌がらせ」にあたるのかを正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。セクハラの怖いところは、悪気がなくても相手の捉え方しだいでセクハラになってしまうところです。気づかない間に加害者になってしまわないためにも、セクハラの境界線を知る必要があります。
セクハラには大きく分けて2つのタイプがあります。
1.対価型
対価型セクハラとは、性的な行動に対する労働者の対応によって、その労働者が解雇・降格・減給などの不当な扱いを受けることをいいます。上司や雇い主など職場で高い地位につく人が地位の低い人に対して行われることが多いです。「性的な関係を持つことが良い評価を得るための条件にされる」「性的な行為に対して抵抗したがために解雇される」などが主な事例です。
2.環境型
環境型セクハラとは、性的な行動により労働者が職場に不快感を感じ、働くうえで支障が生じることをいいます。環境型セクハラにも「発言型」「視覚型」「身体接触型」などさまざまなタイプがあります。
発言型は、性的な言葉を相手に発すことで不快感を感じられることをいいます。
「男性が性的な冗談を繰り返し発言する」
「相手の身体的な特徴について尋ねる」
「学校の先生が生徒にいやらしい話をする」
などがこれに分類されます。
視覚型は、卑猥な姿や写真などを相手に見せることをいいます。
「卑猥な画像をパソコンのスクリーンセーバーに使用する」
「性的アピールを強調する服装や行動」
「飲み会で裸踊りを披露する」
などの行為がこれにあたります。
身体接触型は、相手が不快を感じるような体の触れ方をすることをいいます。
「男性社員が女性社員の胸や足などを触る」
「相手が抱きついたり、キスしたりしてくる」
「先生が生徒の体を触る」
などが身体接触型の例です。
相手の捉え方しだいでセクハラと判断されてしまうため、自分の思い込みでセクハラの基準を判断しないことは重要です。1つのコミュニケーション方法としてやっているつもりでも相手が不快に感じていることがあります。
それに気づかないまま続けていると、思わぬトラブルを招き、最悪の場合は会社から退職することを迫られたり、法律問題になったりすることもあるため注意が必要です。セクハラで人生を棒に振らないためにも、セクハラの境界線を正しく理解しておきましょう。
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