朝のランニングは仕事に効果的!?やり方と注意点は?

2021.12.23

新型コロナウイルスや働き方改革で在宅ワークをする人が増えています。

在宅ワークは通勤のストレスから解放される一方で、運動不足になったり、仕事とプライベートのオン・オフが付きにくくなったりしがちです。

そこでおすすめしたいのが朝のランニングです。今回は朝のランニングのメリット、実際のやり方、注意点をご紹介します。

朝のランニングのメリット

メリットは大きく分けて3つあります。

・頭が冴えるので仕事の効率が上がりやすい
ランニングは血流を良くする効果があります。眠くてぼーっとする頭も、軽く走るだけですっきりします。シャワーを浴びてすっきりすれば、頭も体も冴えた状態で仕事に臨むことができるのです。

また、有酸素運動は脳細胞の「BNDF」と呼ばれる成長物質を増加させるといわれています。この物質は海馬と呼ばれる記憶の形成を司るところに沢山存在し、有酸素運動で活性化させることで記憶力の向上や情報処理能力がみこまれます。

午前中はゴールデンタイムといって仕事の効率が上がりやすい時間帯であり、頭も体も冴えた状態で仕事をすれば相乗効果がみこめます。

・ダイエットに効果的
起床直後は空腹で、体内の血糖値が低い傾向にあります。そのタイミングで走ると、糖質よりも脂質を優先してエネルギー消費してくれるので、脂肪燃焼スイッチがオンになります。

習慣化することで、継続的に脂肪燃焼スイッチが入り、消費カロリーも増えやすくなります。運動不足も解消でき、一石二鳥です。

・夜寝つきやすくなる
人は起床してから15時間後くらいに眠くなるといわれています。朝早起きしてランニングをすることで、夜は寝つきやすくなり、だらだらと夜更かしすることも減ります。

朝のランニングのやり方

ランニングというと、慣れていない人は構えてしまうかもしれません。特に朝起きるのが苦手な人にとっては苦痛に感じることもあるでしょう。

しかし、やり方自体は難しいものではありません。朝起きたら着替えて、水分補給をしてから走るだけです。

時間は30分程度、最初の1kmはゆっくりと走ります。体が温まってきたことを確認し、そこから徐々にペースを上げていきます。ポイントは呼吸が乱れず、歌を歌えるくらいの余裕を維持したまま走ることです。

その際、できるだけ同じコースを走ります。「今日は調子がいいな」「なんとなく調子が悪いかも」と自分を冷静に把握できます。その日のコンディションをつかみやすくなり、予定が立てやすくなります。

朝のランニングの注意点

・習慣化する
メリットを生かすには、気が向いたらやるのではなく、習慣化して行いましょう。

その際の心構えとして、目的意識を持つことです。「運動不足を解消する」「ダイエットするため」といったように、自分なりの目的を決めると続けやすくなります。

面倒くさがりの人は、「何も考えず起きたら走り出す」くらいの気持ちでやってみてください。

・できるだけ空腹で走る
食後すぐに走ると気持ち悪くなってしまう可能性があり、脂肪燃焼効果も薄れてしまいますので、できるだけ空腹のまま走ります。

・水分補給はきちんとする
起床後は汗をかいており、そのままの状態で走ると脱水症状を起こす危険があります。かといって飲み過ぎるとお腹が苦しくなるため、コップ一杯の水や白湯を飲んでから走るようにするとよいでしょう。

・体調が悪いときは無理しない
真面目な人ほどは「毎日続けなきゃ」という風に考えがちです。一日でもできない日があると自分を責め、それがストレスになりやめてしまうことがあります。

それはとてももったいないことです。人間ですから体調が悪い日もあれば、寝不足で疲労が抜けない日もあります。

そんなときは無理するのはやめましょう。少しくらいできない日があっても問題ありません。

・ランニング用のウェアとシューズを買う
ランニングを続けるにあたって、心地良く走れることが重要です。そのためには、ウェアやシューズをランニング用のものにするのがおすすめです。

特にシューズは合わないものを使うと怪我の原因にもなります。靴屋に行って自分にフィットする靴を選んでみてください。

ウェアは、夏場は短パンにシャツ、冬場はスポーツ用ジャケットに暖かいインナーなどを組み合わせるとよいでしょう。

まとめ

朝のランニングのメリット、やり方、注意点を紹介しましたが、いかがでしたか。

朝のランニングは仕事の効率をアップさせ、ダイエットにも効果的で、睡眠の質も上がりやすくなります。慣れればいいことずくめです。

やり方もそれほど難しいものではありませんが、ストレスを感じると習慣化しにくくなるので、ランニングに対する目的意識を持ち、体調が悪い日は無理をしないでください。

(画像は写真ACより)

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高野勤一
高野勤一