テレワーク監視ツールを導入するメリットとデメリット!やりすぎには要注意!
2021.11.28
新型コロナウイルスの流行や働き方改革の影響でテレワークを導入する企業が増えています。
テレワークは自宅や好きな場所で仕事を行いますが、社員の仕事ぶりを上司が目で見て確認しづらいという課題があります。管理職は社員に対して「仕事をサボっていないか」「情報漏洩をしていないか」と疑心暗鬼になりがちです。
そんな課題を解決してくれるのが「監視ツール」です。今回の記事は、監視ツールを導入するメリットとデメリット、主な監視ツールを紹介していきます。
・社員が緊張感を持って仕事できる
自宅で仕事をするとなると、オンとオフのメリハリがつきにくくなります。気が緩んだり、だらだら仕事をしたりする人もでてくるでしょう。
そんなとき、「監視されている状態」を作り出すことで、オフィスで仕事をしているときのような緊張感を持たせることができます。
・社員にとっても実績アピールの材料になる
監視ツールで勤務時間や作業内容を記録・管理することで、「社員がどれくらい働いているか」「どの程度作業が進んだか」を確認することができます。
真面目に仕事をしていればオフィスにいなくても実績をアピールしやすくなるため、管理者だけでなく、社員にとってもメリットになります。
・過度な監視は社員のストレスになる
監視ツールの中には、数分単位で社員の行動を記録できるものがあります。仕事ぶりが心配になる気持ちは分かりますが、細かく監視しすぎると社員はストレスを感じてしまいます。その結果、仕事に集中できなくなり、生産性が落ちてしまう可能性もあります。
また、仕事を怠っていないかきつい口調で問いただしたり、部屋の中を見せて欲しいとお願いしたりすることは、パワハラやセクハラにあたり、トラブルに発展するリスクがあります。
監視ツールと一口にいってもさまざまな種類があります。社員の何を監視したいのかによって使うものが異なります。複数の機能が一緒になったツールもあります。
・勤怠管理
出勤や退勤の時間を管理します。
勤怠管理はテレワークに限らず、業務をする上で必要なシステムであり、沢山のサービスが世の中に流通しています。クラウド型はテレワークでも使いやすいのでおすすめです。
・業務管理
進行中の業務の可視化、スケジュールの管理、利用中のアプリケーションや操作ログの保存など、社員が今何をしているのかを監視・管理します。
「AssetView Tele」「KnockMe!」などはテレワークに強みがあるサービスとして有名です。
・セキュリティ
ノートパソコンの紛失、ハッキング、社員の意図的な情報流出などによる「機密情報の漏洩」を監視します。
ITセキュリティ会社が提供していることが多く、主要なサービスとして「Eye“247”」「SKYSEA Client View」「LanScope Cat」などが挙げられます。
・在席管理
在席や離席を記録するツールです。社員がどの位パソコンで作業しているかを監視することができます。
主なツールに「iruca」「Sneek」「MeeCap」「F-Chair+」などがあります。
ツールによってはキーボードのタイピング回数を調べたり、従業員の顔写真を撮影したりするものもあります。神経質になりすぎると社員のモチベーションの低下につながりかねないので、慎重に選びましょう。
テレワーク中の社員を適度に監視することで、社員も自宅にいながらオンとオフのメリハリをつけて仕事をすることができます。勤務状況を可視化することで、社員の実績アピールにもつながり、人事評価もしやすくなります。
一方で、数分単位で業務内容をチェックするなど、過度な監視にならないようにも注意が必要です。使い方を間違えると、社員のモチベーション低下につながります。
監視ツールを上手に用いて、社員と管理職が双方気持ち良く仕事ができるようにしていきましょう。
(画像は写真ACより)
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