仕事中に反対意見を言われた!その対処方法とは?

2021.11.04

会議やプレゼンテーションの最中に、反対意見をいわれた経験はありませんか。人それぞれに考え方が違うことは分かっていても、面と向かって反対されてしまうと、萎縮してしまったり、相手にイライラしてしまったりする人も多いのではないでしょうか。

今回は、仕事中反対意見をいわれたときの対処法や、自分自身が相手に反対意見を伝えるときのポイントのついてご紹介します。

反対意見が必要な理由

反対意見には、欠陥のある意見や案が採用されるのを防ぐ効果があります。反対する人の視点は、案のリスクや問題点が明確にするからです。

また反対意見を受け止めつつ、代替案やリスクの対処法についてしっかりと話し合うことで、よりよい決定ができるようになります。

相手に反対意見をいわれたときの3つの対処法

1.相手の意見を否定せずに受け止める
反対意見が出たときは、頭ごなしに否定せず、一度受け止めるようにしましょう。相手の意見を受け止めた上で、相手と自分が納得するような案を模索することで、より建設的な話し合いができるようになります。

2.6秒待ってから聞き返す
反対意見が出たとき、自分自身の意見を否定された訳ですから、人は少なからず感情的になってしまいます。しかし感情に任せて受け答えすると、相手も感情的になってしまい、話し合いがいい方向に進まない恐れがあります。

そのため、反対意見をいわれたら6秒間待ってから、相手が反対する理由を聞き返すようにしましょう。怒りがピークに達する時間は長くても6秒といわれているからです。怒りを抑えてから、反対意見と向き合うことで、自他ともに理性的な状態で議論を進められるようになります。

3.反対意見が出て当たり前という心づもりで会議に臨む
人は、各々全く違った人生を歩んできているので、それぞれに異なった考え方を持っているのは当たり前のことです。そのため、会議に臨む際も「考え方や視点が違うのだから、反対意見が出て当然」という心づもりで参加しましょう。

そうすることで、反対意見が出ても動揺せず冷静に対処できるようになります。

相手に反対意見を伝えるときのポイント

相手の意見に共感してから反論を述べる相手に反対意見を述べるときは、「○○さんの意見にとても共感しました。しかし××の部分は□□のリスクがあるのではないでしょうか。」というようなしゃべり出しをするようにしましょう。

そうすることで、敵意がないことが伝わり、相手が意見を聞き入れてくれやすくなります。

自分の意見のメリット・デメリットをセットで述べる
反対意見を述べる際は、自分の意見のメリットとデメリット、デメリットに対する対策案をセットで語ることが重要です。自分の意見が具体的であることを示せるからです。

また、デメリットについて正直に打ち明けることで、良い部分ばかりを主張した意見よりも信頼感が増すので、周囲の賛成を得やすくなります。

まとめ

今回は、会議やプレゼンテーションで反対意見が出た際の対処方や、自分が反対意見をいう際のポイントについてご紹介しました。

よりよい決定をするために、反対意見は必ず必要です。反対の視点から語られた意見があることで、案の問題点や起こりうるリスクが明確に分かるようになるからです。またリスクや問題点を踏まえて議論し直すことで、より具体的な決定ができるようになります。

反対意見をいわれた際は、頭ごなしに否定せず、一度相手を受け止めるようにしましょう。そうすることで、双方が納得するような代替案の模索に繋げられるからです。もしも相手にイライラしてしまったときは、怒りのピークが過ぎるまで6秒間待ちましょう。

自分が相手に反対意見をいう際は、一度相手の意見に共感し、その上で自分の意見を述べましょう。相手に対して敵意がないことを伝えることで、相手が自分の意見に耳を傾けてくれる確率が上がるからです。

一見厄介者に見えてしまう反対意見ですが、うまく向き合うことで、より建設的な議論が出るようになります。

(画像はいらすとやより)

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高野勤一
高野勤一