仕事で使うマウス 何に着目して選んだらいいの?

2021.10.26

キーボードの下についている「トラックパッド」や、ショートカットキーを使用すれば、マウスが無くても、パソコンを操作できます。しかし、トラックパッドで思うようにパソコンを操作できなかったり、ショートカットキーをうまく覚えられなかったりすることを理由に、マウスを使用する人も多いのではないでしょうか。

今回は、仕事で使うマウスの選び方についてご紹介します。

線の有無で選ぶ

有線マウス
有線マウスとは、ケーブルでパソコンに接続して使用するマウスのことを指します。パソコンと直接つながっているため、充電がいらず、動作が安定しているのが特徴です。ただ、ケーブルが届く場所でしか使えないため、使用範囲が限られてしまうのが欠点です。

無線マウス
無線マウスは、ケーブルを使用せず電波でパソコンに接続して使うマウスです。充電や電池交換が必要となりますが、離れたところからでもパソコンを動かせたり、狭い場所でも使用できたりするのが魅力です。

軽さで選ぶ

軽量級マウス
重さが80グラム以下のマウスを「軽量級マウス」と呼びます。あまり力をいれなくても、動かせるので手への負担が少ないのが特徴です。あまり軽すぎるものを選ぶと、マウスパッドのうえでマウスが滑りすぎ、思うように操作できない場合があるので、注意が必要です。

重量級マウス
重さ135グラム以上のマウスを「重量級」マウスといいます。軽量級マウスに比べて動かすのに力がいりますが、カーソルが揺れにくいため、繊細な作業をする際に便利です。

センサーで選ぶ

光学式
手の動きを「赤色LED」や「青色LED」を使用して読み取るタイプのマウスです。現在一番主流のマウスといわれています。読み取り精度が高く、価格が比較的安価なものも多いのが特徴ですが、光沢のある場所や凸凹した場所ではセンサーが反応しにくいのが難点です。

IR LED
センサーに、消費電力量の少ない赤外線LEDを使用したマウスです。電池1本で長時間使えるものが多いため、電池交換の手間がかからないほか、軽量なものが多いのが特徴です。

レーザー式
レーザー光によって、手の動きを読み取るタイプのマウスです。価格帯は高めですが、光学式が使いにくい、光沢のある場所や凸凹した場所でも、使えるのが魅力です。

ボール式
マウスの下についたボールを回転させることによって、手の動きを読み取るタイプです。ボールの回転音が大きいほか、ボールが汚れると読み取り精度がさがるため、現在はほとんど使われていません。

まとめ

今回は、仕事で使用するマウスの選び方についてご紹介しました。マウスは、以下の3つポイントに注意して選ぶのがおすすめです。

・線の有無
・マウスの軽さ
・センサーの種類

線の有無は、どういった場面でパソコンを使うのかということに焦点を当てて選びましょう。有線マウスには充電がいらない、無線マウスには、離れた場所からパソコンを操作できるという利点があるからです。

マウスの重量は、仕事柄綿密な作業が多いか、それともおおまかな作業が多いかを考えて、選ぶのがおすすめです。重量級マウスは繊細な作業が得意、軽量級マウスは、手への負担が少ないという特徴があるからです。

センサーは、マウスを使用する場所はどこかに着目して選びましょう。センサーの種類と特徴は以下の通りです。

○光学式
コストパフォーマンスが良く、読み取り精度が高いが、使える場所が限れる。

○IR LED
軽量で消費電力量が少ない

○レーザー式
光学式が使用しにくい場所でも使いやすいが、価格帯は高め

○ボール式
マウス内のボールが転がる音が大きいうえ、頻繁にボールを掃除する必要がある。現在は、ほとんど使われていない。

普段何気なく使用しているマウスですが、自分に合ったものを選ぶことで、よりスムーズに仕事ができるようになります。

(画像はぱくたそより)

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高野勤一
高野勤一