大切なデータを守るバックアップの方法とは?

2021.10.22

インターネット調査を中心としたリサーチ事業を行っている「マイボイスコム株式会社」は、2015年9月に「データのバックアップに関するアンケート調査」を行いました。同調査の「スマホやパソコンのデータやツールが消えてしまった経験はあるか。」という問いに対し、42.3%の人があると回答したことが明らかになりました。

今回は、このようなデータの消失を防ぐ「バックアップ」について解説します。

バックアップとは?

バックアップとは、スマホやパソコンが故障したときに備えて、本来使っている情報端末とは別の場所にデータを保管しておくことを指します。例えるのであれば、重要書類を2枚用意し、1枚を会社のデスク、もう1枚を会社の外にある倉庫の中に保管しているような状態です。

バックアップを行うメリット

データが消えるのを防げる
IT化がすすむ現代において、データの消失は珍しいことではありません。ウイルス感染や人的ミス、災害、システム障害、機械トラブルなど、身の回りには、様々なリスクが潜んでいるからです。

適宜バックアップを取っておくことで、前述の事態が起きた際でも、データを失わずに済むため、安心して業務に取り組めるようになります。

企業の信頼が下がるのを防げる
バックアップを取っておくことで、自社の信頼が下がるのを防げます。消えてしまったデータが、取引先や顧客に関係するものであった場合、他社や顧客からの信頼が大きく損なわれてしまうからです。

バックアップの3つやり方

1.USBメモリを使用する
一番古典的で簡単な方法として、USBメモリを使用したバックアップがあげられます。手順は、以下の通りです。

1.パソコンにUSBを挿入する

2.エクスプローラーをクリック

3.バックアップしたいフォルダにカーソルを合わせて右クリック

4.コピーを選択

5.画面左端の「PC」をクリック

6.USBメモリの項目をクリック

7.フォルダ内の空欄部分を右クリック

8.貼り付けを選択

2.外付けHDDを使用する
外付けHDDとは、USBケーブルなどでパソコンにつないで使用するHDD(ハードディスクドライブ)のことです。Windowsの場合外付けHDDを使用したバックアップは、以下の手順で行っていきます。

1.スタートをクリック

2.メニューの中から「Windowsシステムツール」を選択

3.「コントロールパネル」を選択

4.「システムとセキュリティ」の下にある「バックアップと復元」を選択

5.画面左端の「システムイメージの作成」をクリック

6.保存先一覧から「ハードディスク状」を選択

7.「バックアップの開始」をクリック

3.自動バックアップ
こまめにバックアップを取りたいのであれば、以下の自動バックアップを行うのがおすすめです。(手順はWindowsの場合)

1.スタートメニューの中から「更新プログラムの確認」を選択

2.左端にある「回復」をクリック

3.「ドライブの追加」の下にある「その他オプション」をクリック

4.「詳細設定の表示」を選択

5.ドライブの選択から保存先のメディアを選択し、「OK」をクリック

6.「詳細設定」をクリック

7.「ファイルのコピーを保存する頻度」から好きな頻度を選択

8.「変更の保存」をクリック

まとめ

今回は、バックアップの概要や行うメリット、やり方についてご紹介しました。バックアップとは、データのコピーをパソコンとは別の場所に保存しておくことです。行うことで、意図せずにデータが消失した際のデータ復元に役立ちます。

バックアップの方法としては、以下の3つがあげられます。

1.USBメモリを使用する
2.外付けHDDを使用する
3.自動バックアップ

大切なデータを守るためにも、今回紹介した手順を活用し、しっかりデータのバックアップを取るようにしましょう。

(画像はぱくたそより)

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高野勤一
高野勤一