仕事に疲れてしまう!その原因と改善方法について

2021.09.09

家に帰った後、家事や趣味に時間を費やしたいのに、仕事で疲れすぎて、いつもすぐに眠ってしまうという人はいませんか。プライベートに時間が割けない日々が続くと、生活がすさんだり、体調管理がうまくできなくなったりして、体調をくずしやすくなってしまいます。

今回は、仕事で疲れる原因と回復方法についてご紹介します。

仕事で溜まる3つの疲れ

1.肉体的疲労
肉体的疲労は、疲労物質である「乳酸」が身体に溜まることで、引き起こされる疲れです。乳酸とは、身体を動かすエネルギーの素である「糖」が分解されるさいに、生成される物質です。筋肉は酸性物質に弱いため、乳酸が蓄積されると、身体がうまく動かせなくなってしまうのです。

2.神経的疲労
神経的疲労は、神経や脳を酷使することで起こる疲労です。記憶力や集中力が低下する原因ともいわれています。

3.精神的疲労
精神的疲労は、ストレスによって心が疲れてしまった状態です。イライラや食欲不振、睡眠障害、けん怠感、気分の沈みなどの症状を引き起こします。

肉体的疲労の原因と回復方法

肉体的疲労の原因
○長時間でデスクワーク
肉体的疲労の原因の1つとして、長時間のデスクワークがあげられます。ずっと同じ姿勢をとり続けるため、乳酸が身体に溜まりやすくなってしまうのです。

○エネルギー不足
朝食を抜いたり、栄養の偏った食事をしたりすると、身体が疲れやすくなってしまいます。十分な栄養を補給しないことで、身体を動かすのに必要なエネルギーが足りなくなってしまうからです。

肉体的疲労の改善法
○こまめに身体を動かす
長時間のデスクワークを行うさいは、こまめに身体を動かすようにしましょう。そうすることで、乳酸が身体に溜まりにくくなり、肉体が疲れるのを防げるようになります。

○ビタミンB1を摂取する
ビタミンB1は、糖をエネルギーに変える栄養素です。摂取すると、乳酸を分解するといわれています。ビタミンB1が含まれている食品として以下のものがあげられます。

・玄米
・豚ヒレ肉
・納豆
・えのき
・カシューナッツ

神経的疲労の原因と回復方法

神経的疲労の原因
神経的疲労は、パソコン画面の見過ぎや手先を使う細かな作業が原因で起こります。視神経の緊張状態が続くことで、脳が疲弊してしまうのです。

神経的疲労の改善法
神経的疲労は、睡眠をとることで改善するといわれています。脳と身体の両方が寝ている状態である「ノンレム睡眠」は、脳疲労を回復してくれるからです。ノンレム睡眠の時間を増やすには、以下の方法が有効です。

・寝る前に電子機器やテレビの画面を見ないようにする
・寝る1~2時間前に38度程度のぬるま湯に15分位浸かる

精神的疲労の原因と回復方法

精神的疲労の原因
○人間関係
精神的疲労の原因の1つとして、ギスギスした人間関係があげられます。気の合わない人や、ハラスメント行為をする人と長時間一緒にい続けることで、ストレスが溜まってしまうからです。

○環境の変化
環境の変化も精神的疲労の原因の1つです。特に女性は、結婚や出産を理由に、転職や退職、雇用形態の変更をする人が多いです。そのため、新しい環境にうまく適応できず、ストレスが溜まってしまうのです。

精神的疲労の回復方法
精神的疲労を癒やすには、旅に出るのがおすすめです。どこか遠くに出かけ、綺麗な景色や美味しい食べ物を楽しむことで、悩みや不安から意識を逸らし、リフレッシュできるからです。

まとめ

今回は、仕事で疲れる原因とその回復方法についてご紹介しました。疲れは大きく分けて「肉体的疲労」「神経的疲労」「精神的疲労」の3種類です。長時間のデスクワークやパソコン画面の見過ぎ、ギスギスした人間関係が原因で引き起こされます。

これらの疲れを解消するには、睡眠やストレッチ、旅行などが有効です。こまめな疲労対策を行い、健全な生活習慣を心がけることで、プライベートに費やす体力が増えるため、より充実した毎日が送れるようになります。

(画像はぱくたそより)

記事をシェアする

高野勤一
高野勤一