仕事中やテレワーク中における停電対策は?万全な備えで作業ロスを回避!

2021.07.16

災害の多い日本では落雷や地震によって、突然停電になることも珍しくありません。過去には大規模災害による電力不足のため、計画停電が実施された地域もありました。

特に、仕事でパソコン作業をしているケースでは、突然停電が発生した場合、長時間かけて作成したデータが一瞬にして消えてしまうことも予想されます。

今回は、いつ発生するかわからない停電に備え、仕事やテレワークにおける対策方法についてご紹介いたします。

ノートパソコンを使用する

デスクトップパソコンに比べ、ノートパソコンは本体にバッテリーが内蔵されているので、AC電源から電力が遮断されても、動作し続けることが可能です。

しかし、内蔵バッテリーには駆動時間に限界があるので、停電したとわかった時点で、まずは全てのデータや作業内容を保存しましょう。

可能であれば停電時には、ノートパソコンや周辺機器の電源コードを抜いておくことをおすすめします。この理由は、停電から復旧する際、一時的に電圧や電流が過大になることにより、機器の故障を防ぐことができるからです。

こまめに保存する

パソコン作業において、普段からこまめに保存する習慣を身につけておきましょう。これは停電だけに関わらず、電源コードに足をひっかけて抜けてしまった、電子レンジやエアコンなど、家電製品を併用したことでブレーカーが落ちてしまった、といったシチュエーションにもあてはまります。

こまめに保存することが原因で作業効率を下げないためにも、「Ctrl +S (=上書き保存)」のショートカットキーを使いましょう。また、使用しているソフトやアプリケーションに「自動保存機能」がついている場合は、常時ONにしておくと、さらに効率良く作業を進めることができます。

デスクトップなら無停電電源装置を導入する

仕事で高速なデータ処理作業を行うのであれば、デスクトップパソコンの使用はマストです。しかし、デスクトップパソコンは作動させるためにはAC電源が必要になります。そこで、備えておきたいものが無停電電源装置です。

無停電電源装置は、停電などの理由で電力が遮断された場合でも電力を供給し続けることが可能です。

ノートパソコンにおける内蔵バッテリーと同じとも考えられますが、無停電電源装置は、何時間にもわたって安定した電力を供給し続けるとなると、個人で購入するには製品価格やコストが非常に高価になります。そのため、無停電電源装置の位置づけとしては、引き続き作業を進めるための装置というより、パソコンをデータ損失させることなく、安全にシャットダウンするための装置と考えたほうがよいでしょう。

モバイルバッテリーを用意しておく

モバイルバッテリーというと、容量が少なくスマホに使うものが多くを占めています。しかし、最近はノートパソコンに対応できる容量を持つモバイルバッテリーも販売されています。

容量が20000mAh以上のモバイルバッテリーであれば、ノートパソコンを安全にシャットダウンできる時間を稼ぐためにはじゅうぶんです。ノートパソコンの内蔵バッテリーも合わせれば、しばらく作業を続けることも可能です。

まとめ

昨今はモバイルバッテリーなど、停電時でも電力を供給できるツールが販売されています。「停電で作業ができないので仕事を休みます」と申告するのではなく、停電時でもトラブルを回避できるように日頃から備えておきましょう。

自然災害だけではなく、感染症のような新たな国難など、今後の有事に対する備えに終わりが訪れることはありません。

様々なリスクに対して、個々がしっかりとした備えができることも、今後の社会において求められる姿であるともいえるでしょう。

(画像はPixabayより)

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高野勤一
高野勤一