効率的に本を読む速読の概要やトレーニング方法とは?
2021.06.27
読書をすると、語彙や知識、今までになかった視点を身につけられます。しかし仕事や家事が忙しく、中々本を読む時間が取れないという人も多いのではないでしょうか。今回は、本を短時間で効率的読むためのテクニック「速読」についてご紹介します。
速読とは、本をスピーディーに読むためのテクニックです。眼球を鍛えたり、特殊な読み方をしたりすることで、通常の2.5倍以上の早さで本を読み進めることが可能となります。
フォトリーディング
道を歩いただけで、看板にかかれた文字や店の名前を、無意識の内に覚えていた経験はありませんか。フォトリーディングは、このように一瞬見ただけで、そこにかかれた文字や文章を認識する人間の能力を活かして、本を読んでいくテクニックです。以下の手順でトレーニングしていきます。
1.何のためにこの本を読むのか考える
2.タイトルや目次などに目を通し、本の概要を予習する
3.本を1ページ1秒の早さでめくりながら、文章に目を通す
4.疑問点や気になった点をあげていく
5.その答えを、本の中から探し出す
スーパー速読
スーパー速読は、眼球とイメージ力を鍛えて、本の内容を理解しながらスピーディーに読み進めていくテクニックです。NHK総合テレビジョンの「ためしてガッテン」で紹介されたことにより、一躍有名になりました。以下の方法で鍛えていきます。
○眼球
1つの文章を1ブロックとして捉えながら読書をすすめることで、眼球を鍛えます。1文字ずつ読み込んでいく通常の読書とは違い、眼球をあまり動かす必要がないため、より早く本を読み進めるようになります。
2.イメージ力
イメージ力を鍛えることで、本の内容を鮮明に思い出せるようになります。紙にかいてある6~10桁の数字を頭でイメージしたり、数列を逆に入れ替えたりするなどのトレーニングを行っていきます。
情報量が増える
速読を身につけると、短時間で膨大な情報量を処理できるようになります。脳内の情報量が増えると、検索する手間が省けたり、新たな発想が生まれたりするため、より効率的でクリエイティブな仕事ができるようになります。
時間に余裕ができる
速読は、読書時間の削減つながるため、今まで読書にかけていた時間を他のことに充てられます。そのため趣味や家族とのコミュニケーション、新たな挑戦にかける時間が増え、人生がさらに充実したものへと変化していきます。
要点をつかむ力が向上する
速読によって、物事の要点をつかむ力も鍛えられます。そのため日常会話や会議などをした際、相手の話の要点を瞬時につかみ、的を射たレスポンスができるようになります。
速読は目を酷使するため、長時間続けていると、疲れ目になってしまう恐れがあります。そのため「20分読んだら5分休憩する」というように、こまめな休憩を挟みながら、読書することをおすすめします。
今回は、速読の概要やトレーニング方法、メリット、注意点についてご紹介しました。速読とは、本を早く読むためのテクニックのことです。目の動きを鍛えたり読み方を工夫したりすることで、従来の2.5倍以上の早さで本が読めるようになるといわれています。
速読を身につけると、要点をつかみながらスピーディー文章が読めるようになります。ただ、目を酷使するため、疲れ目にならないよう、こまめな休憩を挟みながら行うことをおすすめします。
たくさんの本を読んでいけば、たくさんの知識や新たな世界、今までにはないものの見方に出会えます。人生をより豊かで、充実したものにするためにも、ぜひ速読を実践してみてはいかがでしょうか。
(画像はぱくたそより)
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